プロフィール

山歩屋

Author:山歩屋
天気の良い山が好きです。
天気が悪い日の山は楽しくありません。
一人山へ行きたくなったときは、天気予報を見ます。
そして 行ったり、行かなかったり…

間ノ岳の頂上で、寒さに耐えながら御来光を待ちました。
待ち焦がれた瞬間です。
朝日が山を染め始めました。
流れる雲には私の影が映っています。
暖かそうな虹の輪が、私の影を包んでいました。

間ノ岳にて

[記事年代順]
17年10月 常滑散策
17年10月 大杉谷
17年7月 野反湖
17年5月 釈迦ヶ岳
17年3月 宝登山
17年2月 ハクバスキー
17年1月 蔵王スキー
16年12月 高宕山
16年11月 日向山
16年9月 飯盛山
16年7月 野反湖
16年7月 霧降隠れ三滝
16年6月 黒檜山
16年5月 足利フラワーパーク
16年4月 子持山
16年2月 苗場スキー
16年2月 志賀高原
16年1月 本社ヶ丸
15年11月 大平・晃石山
15年9月 日光白根山
15年8月 蝶々誕生
15年6月 あじさい屋敷
15年6月 柴又サイクリング
15年6月 丸山(秩父)
15年4月 三ツ岩岳
15年4月高尾山花見
15年4月桜の季節
15年3月八方尾根スキー
15年2月赤倉蟹&スキー
15年2月志賀スキー
14年12月愛宕山
14年11月鍋足山
14年10月高ボッチ高原
14年10月房総の村
14年9月那須高原キャンプ
14年8月習志野花火大会
14年6月勝浦(千葉県)
14年6月 水郷ポタリング
14年5月 鳴虫山
14年5月 天城森林浴
14年4月 桃源郷
14年4月 花見川
14年3月 三毳山
14年3月 青葉の森
14年3月 志賀高原
14年2月 乗鞍高原温泉
14年2月 戸隠スキー
14年2月 袋田の滝
14年2月 苗場スキー
14年1月 美ヶ原Ⅱ
14年1月 美ヶ原Ⅰ
14年1月 竪破山
13年12月 高尾山
13年11月 大山(おおやま)
13年11月 生瀬富士と袋田滝
13年11月 青笹山
13年10月 八海山
13年10月 本栖湖キャンプ
13年9月 高川山
13年9月 西沢渓谷
13年9月 尾白川渓谷
13年8月 横尾山
13年8月 戸田花火&BBQ
13年7月 高尾山ビアマウント
13年7月 麻綿原高原
13年7月 鋸山散策
13年6月 伊豆の中心部へ
13年6月 伊豆への道中
13年5月 倉岳山・高畑山
13年5月 湯島キャンプ
13年5月 四ツ又山~鹿岳
13年5月 富士山観賞
13年4月 日光から足尾 Ⅱ
13年4月 日光から足尾 Ⅰ
13年4月 印旛沼ポタリング
13年3月 三ツ峠山
13年3月 志賀スキー
13年3月 白馬スキー
13年2月 高峰温泉雪遊びⅡ
13年2月 高峰温泉雪遊びⅠ
13年2月 野沢温泉スキー場
13年2月 宮城蔵王スキー場
13年1月 高湯温泉
13年1月 蔵王温泉スキー場
13年1月 猫魔で初滑り
12年11月 渡良瀬渓谷
12年11月 渡良瀬遊水地
12年10月 平泉
12年10月 安達太良山Ⅱ
12年10月 安達太良山Ⅰ
12年9月 乙女森キャンプ
12年8月 仙丈ヶ岳 Ⅱ
12年8月 仙丈ヶ岳 Ⅰ
12年8月 千葉の花火大会
12年7月 裏磐梯キャンプ
12年6月 甘利山
12年6月 赤城山
12年6月 水元公園
12年5月 渡良瀬遊水地
12年5月 金環日食
12年5月 上州三峰山
12年4月 一切経山
12年4月 近隣の桜
12年4月 吉野梅郷
12年3月 榛名外輪山
12年3月 海に続く電柱
12年3月 ハクバ
12年3月 志賀高原 Ⅱ
12年3月 志賀高原 Ⅰ
12年2月 雲龍渓谷 Ⅲ
12年2月 雲龍渓谷 Ⅱ
12年2月 雲龍渓谷 Ⅰ
12年2月 戸隠 Ⅲ
12年2月 戸隠 Ⅱ
12年2月 戸隠 Ⅰ
12年2月 嬬恋スキー
12年1月 大山スキー
12年1月 ドイツ村Ⅱ
12年1月 ドイツ村Ⅰ
11年12月 大和葛城山
11年12月 ビール工場ツァー
11年12月 野協忘年山行
11年11月 談山神社の紅葉
11年11月 明日香の紅葉
11年11月 古城の紅葉
11年11月 堺の紅葉
11年11月 化野 念仏寺
11年11月 栂尾 高山寺
11年11月 大原 三千院
11年11月 大原 寂光院
11年11月 岳人の森Ⅱ
11年11月 岳人の森Ⅰ
11年11月 宍粟の秋
11年10月 霊山
11年10月 串柿の里
11年10月 白髪岳
11年9月 祇園北側
11年9月 物部川の滝
11年9月 四国カルストの夜明け
11年9月 四国カルストの黄昏
11年9月 八釜甌穴・姫鶴平
11年9月 中津渓谷
11年9月 仁淀川安居渓谷
11年9月 だんじり&ふとん
11年8月 東はりまキャンプ
11年8月 北山川 Ⅲ
11年8月 北山川 Ⅱ
11年8月 北山川 Ⅰ
11年8月 山陰浦富海岸
11年8月 北山川ダッキー
11年8月 古座川カヌー
11年7月 夏 徒然Ⅱ
11年7月 夏 徒然Ⅰ
11年7月 笠置山本番
11年7月 白浜ダイビング
11年6月 笠置山
11年6月 白鷺池公園花菖蒲
11年6月 山田池公園の花
11年5月 浜寺公園
11年5月 葛城山Ⅱ
11年5月 葛城山
11年5月 青山高原
11年4月 筱見キャンプⅡ
11年4月 筱見キャンプ
11年4月 吉野観桜Ⅱ
11年4月 吉野観桜Ⅰ
11年4月 須磨アルプス
11年4月 北山花見
11年3月 大阪城・鶴見緑地
11年3月 荒山公園梅林
11年3月 野沢温泉スキー
11年3月 リベンジ釈迦ヶ岳
11年2月 中山 健ハイ
11年2月 山陰から大山へ
11年2月 シャルマン火打スキー
11年1月 釈迦岳転進観音峰
11年1月 蟹&スキーIN兵庫
11年1月 裏六甲氷瀑巡り
11年1月 志賀高原スキーⅡ
11年1月 志賀高原スキー
10年12月 摩耶山ハイク
10年11月 東福寺へ
10年11月 詩仙堂へ
10年11月 実相院・曼殊院
10年11月 紅葉 勝尾寺
10年11月 紅葉 勝尾寺
10年11月 紅葉 勝尾寺
10年11月 紅葉 箕面滝
10年11月 川湯キャンプ
10年11月 しまなみ海道 Ⅱ
10年11月 しまなみ海道へ
10年11月 高御位山
10年10月 首里城へ
10年10月 慶良間へ
10年10月 沖縄へ
10年10月 竜王山
10年10月 有馬四十八滝
10年9月 古座川キャンプⅡ
10年9月 古座川キャンプⅠ
10年9月 モンゴル料理
10年9月 猛虎会
10年9月 沖縄料理
10年9月 吉野川ラフティング
10年8月 ホルモン焼
10年8月 原不動滝キャンプ
10年8月 白浜海水浴
10年8月 鏡平へ
10年8月 三俣蓮華・双六岳
10年8月 三俣山荘への道
10年8月 黒部五郎岳へ
10年8月 太郎兵衛平へ
10年8月 木曽駒ヶ岳Ⅱ
10年7月 木曽駒ヶ岳Ⅰ
10年7月 暑気払い
10年7月 紀伊大島ダイビング
10年7月姫路セントラルパーク
10年7月白浜ダイビング
10年7月食いしん坊台湾編
10年7月吉野川キャニオニング
10年7月小歩危ラフティング
10年7月 虚空蔵山
10年7月 野宴 納涼会
10年6月 神戸森林植物園
10年6月 布引ハイク
10年6月 蛍川キャンプ
10年6月 食いしん坊韓国編
10年6月 地蔵川の梅花藻
10年6月 緑化センターの花
大峰大日岳のアケボボツツジ
10年5月 大峰大日岳の花Ⅱ
10年5月 大峰大日岳の花
10年5月 芦屋川地獄谷
10年5月 立山夏スキーⅣ
10年5月 立山夏スキーⅢ
10年5月 立山夏スキーⅡ
10年5月 立山夏スキーⅠ
10年5月 大阪 渡船場巡り
10年5月 御嶽山スキー
10年4月 馬籠宿・妻籠宿
10年4月 明治村散策
10年4月 伏見名水巡り
10年4月 金剛山
10年4月 雲山峰
10年4月 甲山ツツジ゙と桜
10年4月 千苅ダム・大岩岳
10年4月 大阪城公園花見
10年3月 再カラアゲマウンテン
10年3月 堺ポタリング
10年3月 赤倉合流スキーⅡ
10年3月 赤倉合流スキー
10年3月 野沢温泉スキー
10年3月 志賀スキー
10年2月 六甲荒地山
10年2月 南部梅林
10年2月シャルマン火打スキーⅡ
10年2月シャルマン火打スキーⅠ
10年2月ハチ北スキー&かに
10年1月 マキノ高原ハイク
10年1月 蓬莱山ハイク
10年1月 平日スキー東鉢
10年1月 前山から明神平
10年1月 白いフアンタジィ
10年1月 雪中ハイク前山ヘ
10年1月 樹氷ハイク明神平ヘ
10年1月 続ハクバの遊び
10年1月 ハクバで雪遊び
10年1月 東京ドームシティ イルミ
09年12月 初滑り 勝山
09年12月 カラアゲマウンテン
09年12月 ODK二つの行事
09年12月 六甲と道草
09年12月 六甲忘年山行
09年12月 局ヶ岳
09年11月 長老ヶ岳
09年11月 晩秋紅葉 勧修寺
09年11月 晩秋紅葉 永観堂
09年11月 晩秋紅葉 天満宮
09年11月 晩秋紅葉 嵯峨野
09年11月 晩秋紅葉 嵐山
09年11月 ミステリーキャンプ
09年11月 笹ヶ峰へ
09年11月 笹ヶ峰への道
09年11月 グアムでダイビング
09年11月 グアムで講習
09年11月 あけぼの平への道
09年10月 モダン焼と紅葉
09年10月 余呉キャンプ
09年10月 ゴロゴロ岳
09年10月 下ノ廊下
09年10月 浄土山から黒部湖
09年10月 室堂へ
09年10月 伊吹山頂上へ
09年10月 伊吹山へ
09年09月 赤石岳へ
09年09月 悪沢岳へ
09年09月 千枚小屋へ
09年09月 鷲峰山
09年09月 観音峰・稲村ヶ岳
09年09月 古光山・赤目渓谷
09年08月 大江山キャンプ
09年08月 堺の夜景
09年08月 堺の日没
09年08月 蓮華岳を過ぎて
09年08月 蓮華岳へ
09年08月 針ノ木岳の朝
09年08月 針ノ木峠へ
09年08月 池木屋山
09年08月 堺の思いでⅤ街
09年08月 堺の思いでⅣ春
09年08月 堺の思いでⅢ冬
09年08月 堺の思いでⅡ秋
09年08月 堺の思いでⅠ夏
09年07月 尼崎レクカーニバル
09年07月 四万十川
09年07月 芦屋の海で
09年07月 公園の花
09年07月 蓮と自戒
09年07月 健ハイ中山
09年07月 蝶の温室
09年06月 宇治と納涼会
09年06月 三室戸寺
09年06月 六甲ヤマアジサイ
09年06月 赤いシチダンカ
09年06月 六甲水面の花
09年06月 布引の百選紀行
09年06月 白鷺公園花菖蒲
09年06月 賤ヶ岳ハイク
09年06月 ほたる川BBQ
09年06月 反省の孔雀岳
09年05月 阿蘇からの帰り
09年05月 荒涼たる山の彼方
09年05月 阿蘇のスケール
09年05月 由布岳の花園
09年05月 荒野の花園
09年05月 御在所岳の花
09年05月 高野山の彩り
09年05月 赤石山系
09年05月 天狗塚
09年04月 春の聖パートⅠ
09年05月 春の聖パートⅡ
09年04月 吉野の桜
09年04月 広田神社ツツジ
09年04月 北山貯水池花見
09年04月 大和路 宇陀
09年03月 栂池スキー
09年03月 霊仙山
09年03月 三峰・学能堂山
09年03月 薊岳・明神平
09年02月 府庁山
09年02月 妙高市民スキー
09年02月 ハチ・ハチ北スキー
09年01月 奥美濃スキー
09年01月 八犬伝の富山
08年11月 摩耶山の紅葉
08年11月 新雪の大普賢岳
08年11月大山・蒜山・吹屋Ⅰ
08年11月大山・蒜山・吹屋Ⅱ
08年11月大山・蒜山・吹屋Ⅲ
08年10月 本白根・横手
08年10月 仙人温泉へ Ⅰ
08年10月 仙人温泉へ Ⅱ
08年10月 仙人温泉へ Ⅲ
08年10月 仙人温泉へ Ⅳ
08年10月 八淵滝・武奈ヶ岳
08年9月 平城宮と奈良
08年9月 六甲ロックガーデン
08年8月 水晶への山旅Ⅰ
08年8月 水晶への山旅Ⅱ
08年8月 水晶への山旅Ⅲ
08年8月 水晶への山旅Ⅳ
08年8月 御嶽山
08年7月  釈迦ヶ岳
08年7月 堺~鶴見緑地
08年7月 雄岡山・雌岡山
08年6月 立山サマースキー
08年5月 岩湧山
08年4月 春の黒部五郎岳
08年4月 竜門山
08年4月 山上ヶ岳
08年3月 愛宕山(京都)
08年3月 野協春スキー
08年3月 志賀スキー
08年2月 ハクバスキー
08年01月 岩戸山・十国峠 
07年11月 牛滝山紅葉狩り 
07年 11月10日 剣山 
07年11月 大崩山 
07年10月 越百山・南駒ケ岳・空木岳 
07年9月 御手洗渓谷 
07年8月 五色ヶ原・薬師岳 
07年7月 札幌出張の余得 
07年5月 犬鳴山~和泉葛城
07年4月 弥山谷・八経ヶ岳 
07年4月 三嶺と屯鶴峯 
07年1月 曾爾高原 
06年12月 金勝アルプス 
06年11月 韓国・高千穂峰 
06年10月 祖母山 
06年8月 日本最低峰二峰
06年7月 焼岳 
06年5月 春の双六岳
06年4月 九重連山 
06年1月 ハチ北スキー 
05年10月 岩殿山送別山行 
05年9月 平標山 
05年7月 常念岳・燕岳 
05年7月 姫神岩手早池峰 
05年6月 巻機山 
05年6月 雷鳥沢スキー 
05年5月 三斗小屋温泉へ 
05年5月 日留賀岳 
05年4月 春の乗鞍岳 
05年4月 鹿岳・四ツ又山 
04年11月 養老渓谷
04年10月 高原山
04年9月 四阿山・根子岳
04年4月 春の燕~木無里 
04年3月 鳴虫山 
04年3月 丹沢なごり雪 
04年1月 黒斑山
03年12月 日向山
03年9月 蔵王・月山
03年9月 編笠山
03年8月 男体山
03年6月 上州武尊山
03年6月 那須茶臼・南月山
03年5月 両神山
03年5月 春の唐松・雨飾
03年1月 高峰高原
02年12月 本社ヶ丸
02年11月 初冬の栗沢山 
02年10月 那須大白森山
02年10月 鳥海山・月山 
02年7月 五色ヶ原
02年5月 金峰山・瑞牆山 
02年5月 春の蝶ヶ岳 
02年4月 春の鳳凰三山 
01年10月 木曽駒・雨飾山 
00年4月 越百山~南駒ケ岳
99年10月 妙高山 
99年4月 春の穂高岳 
98年4月 春の内蔵助平 
95年10月 八ヶ岳

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山を歩けば
楽しいことが好きです。   「ワイワイ遊ぶこと」=「幸せ」が私の基本です。                  膝の手術をしてから山へ行くことが少なくなって・・・ でも名前は温存しています。             「習志野山歩会」「関東アウトドアクラブ」所属。興味ある方 左下のリンクからどうぞ。
双六岳・樅沢岳(2006年5月2~4日)
飛騨清見からのルート全体図 新穂高駐車場からの徒歩ルート
2006年5月2日
4月29日から待ちに待った9連休が始まった。
しかし、前線が上がったり下がったり、天気が安定してくれない。
はやる気持ちを抑えつつ、大陸からの高気圧を待つこと4日。
やっと来た。今日の長野県南部地方の天気は「朝のうち雨、昼から晴」。
今夜は「わさび平小屋」泊まりと決める。時間はたっぷりある。
『行きがけの駄賃に、新穂高ロープウェイで雪の西穂高を見て行こう。』なかなか良い考えだ。
午前7時、堺ランプから阪神高速に入る。
豊中から名神高速へ、一宮から東海北陸道へ、飛騨清見ICから国道158号線におりる。
空はまだ雲に覆われている。
『高山見物しながら昼飯食って行こうかな。』と思っていると、渋滞に突入。
近くにあったガソリンスタンドに寄って様子を聞いてみた。
「高山は全域こんな状態ですよ。」
高山見物はあきらめ、新穂高温泉に直行することにした。
左折し、158号線を外れると道は空いている。
山間部に入る頃、再び158号に合流した。
平湯温泉から471号線に乗り換え、栃尾温泉で右折する。新穂高温泉に到着したのは、12時過ぎだった。
空は晴れるどころか霧雨が舞っている。
登山届けを出し、休憩所でしばらく様子をみることにした。
1時間経っても改善の兆しが見えない。
車を駐車場に移動し、昼寝。
気持ち良く寝て、目が覚めたら15時になっていた。
用意をして、霧雨の続くなか、温泉街への橋を渡ったのは15時40分だった。
グネグネと曲がりつつ坂を上ると、左股谷沿いのほぼ水平道になる。
そこからは雪道となった。
雪は腐っており、力が逃げる。霧雨に濡れながら汗をかく。
わさび平小屋についたのは17時10分を回っていた。
なにがともあれビール。
部屋に入り、乾燥室に濡物を吊るして落ち着くと夕食の時間となった。
酒を入れた500mlのペットボトルを持って食卓へ行く。
右隣の人がワンカップの酒を飲んでいる。
クィッと飲んだら半分に減っている。
もう一回クィッと飲んだら空になった。
ペットボトルの酒を勧める、会話が弾みだす。
左手に手袋をしているのが気にかかった。
「実はね。」と手袋を脱ぐ。
中指・薬指・小指が赤紫色をしている。
「写真が趣味なんですが、3月に八方尾根に行きましてね、カメラを構えて長時間動かずに居たら凍傷になりまして…  
4月29日から新穂高でテントを張ってたんです。」
「えっ!あのでっかい背負い子付きのバックパック…
あれは重いでしょう?」
「カメラの機材が重いんですよ。30Kgを超えてます。」
「僕なんか、普通のカメラでさえ重くてデジカメに変えたのに。」
「ゆっくりしか歩けませんよ。明日は鏡平でテントを張るか、時間があれば双六まで行くつもりにしてます。」
「明日双六まで行かれたら、芋焼酎をやりましょう。」

5月3日(快晴)
目が覚めると、一番に外へでた。予想はしていたが、嬉しい青空。
『アイタタッ!日焼け止めを忘れた。』
でも、はずむ気分で出発。
雪も締まって、一歩一歩がサクサクと快音をたてる。
左股林道がやがてデブリに埋まった。
雪崩の跡を越え、下りにさしかかるところでアイゼンを着けることにした。
横を夫婦連れが降りて行く。奥さんが滑って転んだ。
やがて秩父沢。雪崩の跡の規模がでかい。上流から供給された大量の雪が谷を雪原状に塗り替えている。(写真01)
01デブリに埋まる秩父沢

このあたりから雪が柔らかくなってきた。
振り返ると、西穂から焼岳・乗鞍が見える。(写真02)
02秩父沢手前、振り返ると西穂尾根南部が見える

去年のGWに歩いた位ヶ原から剣ヶ峰が良く見えている。
ひたすら、前を行く人に付いて歩く。(写真03・04・05)
03秩父沢上流方面の眺め 04秩父沢出会いから雪崩に埋まった小池新道方向 05小池新道から焼岳・乗鞍岳を振り返る

ふと気が付くと、一般ルートを外れ、大ノマ乗越へ向かっていた。
ルートを戻そうかと思ったが、上を見ると、さらに数人が大ノマ乗越目指して登って行く。
『天気も良いし、このまま行くか。』(写真06・07・08)
06大ノマ乗越への途中、西穂を振り返る 07大ノマ乗越への途中、焼岳・乗鞍を振り返る 08大ノマ乗越への途中、西穂を振り返る


斜度が段々きつくなって来る。雪はどんどん腐ってくる。
一歩一歩が膝まで沈むようになった。
『同じしんどいなら弓折岳に直接向かおう。』
これが甘かった。
予想以上に時間がかかる。雪崩の危険時間帯に入ってしまった。
頂上近くになると、急峻な斜度と綿菓子のような雪。
一歩で何センチ進んでいるのか定かでなくなってきた。
おまけに、雪に隠れたクレバスが次々現れる。
踏み抜くと腰まで沈む。雪崩が怖い。
直登はあきらめて横歩きに稜線に出た。
視界が、閉ざされた雪の壁から槍・穂高に置き換わった。
苦労を忘れる瞬間だ。(写真09)
09弓折岳手前から槍・穂

しかし、14時になっていた。7時間半かかった。強烈に疲れた。
弓折岳の頂上にでると、(写真10)
10弓折岳より槍・穂高

少し先の尾根上に10人ばかり休んでいるのが見えた。
熊の踊り場から尾根に登りついた人達だ。
大休憩の後、(写真11)
11冬季ルートに合流して、大ノマ岳・抜戸岳を振り返る

双六小屋を目指す。
大パノラマの中、小さなアップダウンを繰り返す。(写真12・13)
12弓折岳を過ぎて北鎌尾根と西鎌尾根と槍ヶ岳・大喰岳・中岳 13弓折岳を過ぎて、北穂・唐沢岳・奥穂・ジャンダルム

いくつ目かのピークに出たとき双六小屋が見えた。(写真14)
14 双六小屋の向こうに鷲羽岳

槍・穂高に背を向け、双六岳に対峙して大きな三脚にカメラを構えている人がいる。
西に傾き出した太陽に、双六岳が柔らかい曲線で光と影の模様を描いている。(写真15)
15双六岳の陰影とシェプール

「今日は。双六までやって来ましたか。」
「ええ。10時間かかりましたけどね。」
夜は焼酎を酌み交わすこととなった。
その人は京都在住。こちらは堺に単身赴任していることなどがわかって来ると。
「大阪の丸ビルの2階で写真展をやる予定なんですが、よろしかったら見に来られませんか?」
「えっ!個展をやるんですか?」
「いえ、実は日本風景写真協会というのに入ってまして、そこの写真展です。」
名刺には理事となっていた。
「日本と付くからには、大きな組織なんでしょうね。」
「ええ、会員は三千人くらいです。白旗さんや小池さんの指導を受けたりするんですよ。」
30Kgの荷を担いで残雪の北アルプスを歩き回るなんて、やっぱり、ただ者ではなかった。

5月4日(快晴)
今日もまぶしい 白い雪と青い空。
朝食後、空身で樅沢岳に向かう。
先行者が一人。
振り返ると双六岳に向かう人の列が見えた。
さすがに雪の付いた西鎌を目指す人は少ない。(写真16・17)
16樅沢岳途中から笠ヶ岳 17樅沢岳手前にて野口五郎岳と餓鬼岳

アイゼンの良く効く斜面を200mほど登ると頂上に出る。
頂上に出たとたん、槍ヶ岳が間近に姿を現す。
近いだけに迫力満点だ。(写真18)
18樅沢から槍・穂高・乗鞍

後から来た人も。「すごいですねー!」と嬉しそうに声を上げる。(写真19・20・21・22)
19樅沢岳から笠ヶ岳を望む 20樅沢岳から笠ヶ岳と乗鞍岳 21樅沢岳から鷲羽岳 22樅沢岳から鷲羽岳と三俣蓮華岳の間に薬師岳が見える

うねる西鎌尾根から突き上げる槍の穂をまのあたりにしている。
一人で楽しむのはもったいない、携帯カメラに撮り、家内と娘にメールを飛ばした。
穂高の方は、斜めに見ているので、大キレットの形が見えない。
感激のパノラマを後に双六へ方向転換。
今度は300mの登りだ。
こちらは東向きの斜面なのでアイゼンが効くというわけにはいかない。
しかし、足が沈むようなこともなく、順調に高度を稼げる。
二つ目の急斜面を登り終えたところで、蛙のような鳴き声が聞こえる。
辺りを見回すと、這い松の陰に雷鳥が一羽うずくまっていた。
槍・穂高を背景に写真を撮りたいところだが、立ってくれない。
「天気がええのに、散歩くらいせんかいな。」文句を言いながらもシャッターを切った。(写真23)
23穂高連峰を背景に這い松にうずくまる雷鳥

急斜面を過ぎると、高原状のなだらかな丘になっている。
樅沢へ行っていた間に、行くべき人は行ってしまったようだ。
左手は、乗鞍・御嶽を遠景に、笠ヶ岳が白い笠の形で青空に映えている。
右手は、野口五郎・鷲羽・水晶・薬師の山並みが続く。
天国の散歩道を一人だけ。
なんだか鼻の下がヒリヒリする。
『鼻水の拭き過ぎかな? 取り敢えずリップクリームを塗っておこう。』
ブラブラ歩いていると、平な双六岳の頂上が近づいて来る。
黒部五郎が双六岳の陰から顔を出す。
頂上に着くと黒部五郎の左後方に白山が姿を現した。
360度の大展望に涙がにじむ。(写真24・25・26・27・28)
24双六岳から乗鞍岳・御嶽山・笠ヶ岳 25双六岳から黒部五郎岳 26双六岳から薬師岳・水晶岳・鷲羽 27双六岳にて左から三俣蓮華岳・立山連峰・水晶岳・鷲羽岳 28双六岳から槍ヶ岳・穂高岳


「ゆっくり来ましたね。」
雪から露出している岩に座っている人が声をかけて来た。
「カメラを出してないですね?」
「写真を撮る気にならないんですよ。」
「平凡ですか。」
「こういう時は、誰が撮っても同じ写真になりますからね。」
隣の岩に腰掛け、ビスコを勧める。
「チャンスを待つんですか?」
「いや、疲れが溜まって動きたくないだけです。まあ今日は黒部五郎の冬季小屋泊まりですし… 景色のいいところでのんびりして行きます。」
「じゃぁ、僕は千葉泊まりなので、ぼちぼち下ることにします。」
別れを告げ、来た道を引き返す。
先ほどの這い松にやって来ると、雷鳥が歩いている。しかも2羽いる。
今度は文句を言わずにシャッターを切る。(写真29・30)
29大キレットと雷鳥 30槍ヶ岳と雷鳥

下りは早い、雪が程よくソフトで足への負担を軽減してくれる。
双六小屋でザックを担ぎ下山を開始したのは11時半だった。
登ってくる人が着く時間ではないし、下る人は既に先を行っている。
雪に覆われた双六池から双六岳への広い柔和な空間につつまれて歩く。
やがて、樅沢岳から笠ヶ岳へ続く尾根道になった。
槍・穂高・焼岳・乗鞍岳を見ながらの贅沢な散歩気分。
12時半、穏かなピークの上から、弓折岳手前の下山地点が見えた。
今日登って来た人達が何人か休憩しているのが見える。
雪を踏みならして、昼食スペースを作る。
ラーメンをすすっているとき、本日最初の登山者がやってきた。
「ラーメンですか、余裕ですねー。」
腐れ雪を登って来た人には余裕に見えるのか。
『しかし、やけに顔がほてるなぁ。』
パノラマ食堂を後に、下山地点に向かう。
10人あまりの人がたむろしているのを横目に見て、下山を開始した。
鏡平に続く尾根を下り始める。
南南東向きの雪の斜面は腐りきっていた。
登りのステップを崩さないよう、踏跡のないところを下る。
歩幅は大きく、スピードが上がるが、雪が重い。
時々踏み込んだ足が抜けなくなり、前に転びそうになって立ち止まる。
雪が吸盤のように足に吸い付いて離さないのだ。
「つぼ足」というのは本来こんな状態を言ったのかも知れない。
急斜面が終わって「熊の踊り場」から緩斜面に変わる。
緩斜面の方が、かえって歩きづらい。わかんがほしい。
先に下った人の跡を辿る。
昨日間違えた、大ノマ乗越との分岐を過ぎた。
なるべく大きなデブリの上を選んで歩く。
秩父沢の出合い近くで、人が待っていた。
「これ、全部雪崩の跡ですよねぇ!」
「そうです。すごいですねぇ。」
「昨日は雪崩の跡なんかなかったでしょ。」
「いや、昨日も結構すごかったですよ。」
「ひとの踏み跡も見えないし、なんか一人で歩くのが怖くなって。」
旅の終わりにまた道連れができた。
「今日、登って来る人が少なかったでしょう。20人もいなかったですよ。」
「そう言えば少なかったですね。」
「きっと、雪崩が起きたので止められたんですよ。こんな雪に襲われたら、助かるわけないですよねぇ。」
恐怖の雪崩談義をしながら新穂高へ向かう。
睡魔が怖いので、温泉には、無料でも混浴でも入る気はない。
17時半、駐車場に到着した。
車に乗って、バックミラーをのぞくと赤鬼のような顔が…
明日は孫の初節句。婿の両親とこの顔で…

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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ