プロフィール

山歩屋

Author:山歩屋
天気の良い山が好きです。
天気が悪い日の山は楽しくありません。
一人山へ行きたくなったときは、天気予報を見ます。
そして 行ったり、行かなかったり…

間ノ岳の頂上で、寒さに耐えながら御来光を待ちました。
待ち焦がれた瞬間です。
朝日が山を染め始めました。
流れる雲には私の影が映っています。
暖かそうな虹の輪が、私の影を包んでいました。

間ノ岳にて

[記事年代順]
17年7月 野反湖
17年5月 釈迦ヶ岳
17年3月 宝登山
17年2月 ハクバスキー
17年1月 蔵王スキー
16年12月 高宕山
16年11月 日向山
16年9月 飯盛山
16年7月 野反湖
16年7月 霧降隠れ三滝
16年6月 黒檜山
16年5月 足利フラワーパーク
16年4月 子持山
16年2月 苗場スキー
16年2月 志賀高原
16年1月 本社ヶ丸
15年11月 大平・晃石山
15年9月 日光白根山
15年8月 蝶々誕生
15年6月 あじさい屋敷
15年6月 柴又サイクリング
15年6月 丸山(秩父)
15年4月 三ツ岩岳
15年4月高尾山花見
15年4月桜の季節
15年3月八方尾根スキー
15年2月赤倉蟹&スキー
15年2月志賀スキー
14年12月愛宕山
14年11月鍋足山
14年10月高ボッチ高原
14年10月房総の村
14年9月那須高原キャンプ
14年8月習志野花火大会
14年6月勝浦(千葉県)
14年6月 水郷ポタリング
14年5月 鳴虫山
14年5月 天城森林浴
14年4月 桃源郷
14年4月 花見川
14年3月 三毳山
14年3月 青葉の森
14年3月 志賀高原
14年2月 乗鞍高原温泉
14年2月 戸隠スキー
14年2月 袋田の滝
14年2月 苗場スキー
14年1月 美ヶ原Ⅱ
14年1月 美ヶ原Ⅰ
14年1月 竪破山
13年12月 高尾山
13年11月 大山(おおやま)
13年11月 生瀬富士と袋田滝
13年11月 青笹山
13年10月 八海山
13年10月 本栖湖キャンプ
13年9月 高川山
13年9月 西沢渓谷
13年9月 尾白川渓谷
13年8月 横尾山
13年8月 戸田花火&BBQ
13年7月 高尾山ビアマウント
13年7月 麻綿原高原
13年7月 鋸山散策
13年6月 伊豆の中心部へ
13年6月 伊豆への道中
13年5月 倉岳山・高畑山
13年5月 湯島キャンプ
13年5月 四ツ又山~鹿岳
13年5月 富士山観賞
13年4月 日光から足尾 Ⅱ
13年4月 日光から足尾 Ⅰ
13年4月 印旛沼ポタリング
13年3月 三ツ峠山
13年3月 志賀スキー
13年3月 白馬スキー
13年2月 高峰温泉雪遊びⅡ
13年2月 高峰温泉雪遊びⅠ
13年2月 野沢温泉スキー場
13年2月 宮城蔵王スキー場
13年1月 高湯温泉
13年1月 蔵王温泉スキー場
13年1月 猫魔で初滑り
12年11月 渡良瀬渓谷
12年11月 渡良瀬遊水地
12年10月 平泉
12年10月 安達太良山Ⅱ
12年10月 安達太良山Ⅰ
12年9月 乙女森キャンプ
12年8月 仙丈ヶ岳 Ⅱ
12年8月 仙丈ヶ岳 Ⅰ
12年8月 千葉の花火大会
12年7月 裏磐梯キャンプ
12年6月 甘利山
12年6月 赤城山
12年6月 水元公園
12年5月 渡良瀬遊水地
12年5月 金環日食
12年5月 上州三峰山
12年4月 一切経山
12年4月 近隣の桜
12年4月 吉野梅郷
12年3月 榛名外輪山
12年3月 海に続く電柱
12年3月 ハクバ
12年3月 志賀高原 Ⅱ
12年3月 志賀高原 Ⅰ
12年2月 雲龍渓谷 Ⅲ
12年2月 雲龍渓谷 Ⅱ
12年2月 雲龍渓谷 Ⅰ
12年2月 戸隠 Ⅲ
12年2月 戸隠 Ⅱ
12年2月 戸隠 Ⅰ
12年2月 嬬恋スキー
12年1月 大山スキー
12年1月 ドイツ村Ⅱ
12年1月 ドイツ村Ⅰ
11年12月 大和葛城山
11年12月 ビール工場ツァー
11年12月 野協忘年山行
11年11月 談山神社の紅葉
11年11月 明日香の紅葉
11年11月 古城の紅葉
11年11月 堺の紅葉
11年11月 化野 念仏寺
11年11月 栂尾 高山寺
11年11月 大原 三千院
11年11月 大原 寂光院
11年11月 岳人の森Ⅱ
11年11月 岳人の森Ⅰ
11年11月 宍粟の秋
11年10月 霊山
11年10月 串柿の里
11年10月 白髪岳
11年9月 祇園北側
11年9月 物部川の滝
11年9月 四国カルストの夜明け
11年9月 四国カルストの黄昏
11年9月 八釜甌穴・姫鶴平
11年9月 中津渓谷
11年9月 仁淀川安居渓谷
11年9月 だんじり&ふとん
11年8月 東はりまキャンプ
11年8月 北山川 Ⅲ
11年8月 北山川 Ⅱ
11年8月 北山川 Ⅰ
11年8月 山陰浦富海岸
11年8月 北山川ダッキー
11年8月 古座川カヌー
11年7月 夏 徒然Ⅱ
11年7月 夏 徒然Ⅰ
11年7月 笠置山本番
11年7月 白浜ダイビング
11年6月 笠置山
11年6月 白鷺池公園花菖蒲
11年6月 山田池公園の花
11年5月 浜寺公園
11年5月 葛城山Ⅱ
11年5月 葛城山
11年5月 青山高原
11年4月 筱見キャンプⅡ
11年4月 筱見キャンプ
11年4月 吉野観桜Ⅱ
11年4月 吉野観桜Ⅰ
11年4月 須磨アルプス
11年4月 北山花見
11年3月 大阪城・鶴見緑地
11年3月 荒山公園梅林
11年3月 野沢温泉スキー
11年3月 リベンジ釈迦ヶ岳
11年2月 中山 健ハイ
11年2月 山陰から大山へ
11年2月 シャルマン火打スキー
11年1月 釈迦岳転進観音峰
11年1月 蟹&スキーIN兵庫
11年1月 裏六甲氷瀑巡り
11年1月 志賀高原スキーⅡ
11年1月 志賀高原スキー
10年12月 摩耶山ハイク
10年11月 東福寺へ
10年11月 詩仙堂へ
10年11月 実相院・曼殊院
10年11月 紅葉 勝尾寺
10年11月 紅葉 勝尾寺
10年11月 紅葉 勝尾寺
10年11月 紅葉 箕面滝
10年11月 川湯キャンプ
10年11月 しまなみ海道 Ⅱ
10年11月 しまなみ海道へ
10年11月 高御位山
10年10月 首里城へ
10年10月 慶良間へ
10年10月 沖縄へ
10年10月 竜王山
10年10月 有馬四十八滝
10年9月 古座川キャンプⅡ
10年9月 古座川キャンプⅠ
10年9月 モンゴル料理
10年9月 猛虎会
10年9月 沖縄料理
10年9月 吉野川ラフティング
10年8月 ホルモン焼
10年8月 原不動滝キャンプ
10年8月 白浜海水浴
10年8月 鏡平へ
10年8月 三俣蓮華・双六岳
10年8月 三俣山荘への道
10年8月 黒部五郎岳へ
10年8月 太郎兵衛平へ
10年8月 木曽駒ヶ岳Ⅱ
10年7月 木曽駒ヶ岳Ⅰ
10年7月 暑気払い
10年7月 紀伊大島ダイビング
10年7月姫路セントラルパーク
10年7月白浜ダイビング
10年7月食いしん坊台湾編
10年7月吉野川キャニオニング
10年7月小歩危ラフティング
10年7月 虚空蔵山
10年7月 野宴 納涼会
10年6月 神戸森林植物園
10年6月 布引ハイク
10年6月 蛍川キャンプ
10年6月 食いしん坊韓国編
10年6月 地蔵川の梅花藻
10年6月 緑化センターの花
大峰大日岳のアケボボツツジ
10年5月 大峰大日岳の花Ⅱ
10年5月 大峰大日岳の花
10年5月 芦屋川地獄谷
10年5月 立山夏スキーⅣ
10年5月 立山夏スキーⅢ
10年5月 立山夏スキーⅡ
10年5月 立山夏スキーⅠ
10年5月 大阪 渡船場巡り
10年5月 御嶽山スキー
10年4月 馬籠宿・妻籠宿
10年4月 明治村散策
10年4月 伏見名水巡り
10年4月 金剛山
10年4月 雲山峰
10年4月 甲山ツツジ゙と桜
10年4月 千苅ダム・大岩岳
10年4月 大阪城公園花見
10年3月 再カラアゲマウンテン
10年3月 堺ポタリング
10年3月 赤倉合流スキーⅡ
10年3月 赤倉合流スキー
10年3月 野沢温泉スキー
10年3月 志賀スキー
10年2月 六甲荒地山
10年2月 南部梅林
10年2月シャルマン火打スキーⅡ
10年2月シャルマン火打スキーⅠ
10年2月ハチ北スキー&かに
10年1月 マキノ高原ハイク
10年1月 蓬莱山ハイク
10年1月 平日スキー東鉢
10年1月 前山から明神平
10年1月 白いフアンタジィ
10年1月 雪中ハイク前山ヘ
10年1月 樹氷ハイク明神平ヘ
10年1月 続ハクバの遊び
10年1月 ハクバで雪遊び
10年1月 東京ドームシティ イルミ
09年12月 初滑り 勝山
09年12月 カラアゲマウンテン
09年12月 ODK二つの行事
09年12月 六甲と道草
09年12月 六甲忘年山行
09年12月 局ヶ岳
09年11月 長老ヶ岳
09年11月 晩秋紅葉 勧修寺
09年11月 晩秋紅葉 永観堂
09年11月 晩秋紅葉 天満宮
09年11月 晩秋紅葉 嵯峨野
09年11月 晩秋紅葉 嵐山
09年11月 ミステリーキャンプ
09年11月 笹ヶ峰へ
09年11月 笹ヶ峰への道
09年11月 グアムでダイビング
09年11月 グアムで講習
09年11月 あけぼの平への道
09年10月 モダン焼と紅葉
09年10月 余呉キャンプ
09年10月 ゴロゴロ岳
09年10月 下ノ廊下
09年10月 浄土山から黒部湖
09年10月 室堂へ
09年10月 伊吹山頂上へ
09年10月 伊吹山へ
09年09月 赤石岳へ
09年09月 悪沢岳へ
09年09月 千枚小屋へ
09年09月 鷲峰山
09年09月 観音峰・稲村ヶ岳
09年09月 古光山・赤目渓谷
09年08月 大江山キャンプ
09年08月 堺の夜景
09年08月 堺の日没
09年08月 蓮華岳を過ぎて
09年08月 蓮華岳へ
09年08月 針ノ木岳の朝
09年08月 針ノ木峠へ
09年08月 池木屋山
09年08月 堺の思いでⅤ街
09年08月 堺の思いでⅣ春
09年08月 堺の思いでⅢ冬
09年08月 堺の思いでⅡ秋
09年08月 堺の思いでⅠ夏
09年07月 尼崎レクカーニバル
09年07月 四万十川
09年07月 芦屋の海で
09年07月 公園の花
09年07月 蓮と自戒
09年07月 健ハイ中山
09年07月 蝶の温室
09年06月 宇治と納涼会
09年06月 三室戸寺
09年06月 六甲ヤマアジサイ
09年06月 赤いシチダンカ
09年06月 六甲水面の花
09年06月 布引の百選紀行
09年06月 白鷺公園花菖蒲
09年06月 賤ヶ岳ハイク
09年06月 ほたる川BBQ
09年06月 反省の孔雀岳
09年05月 阿蘇からの帰り
09年05月 荒涼たる山の彼方
09年05月 阿蘇のスケール
09年05月 由布岳の花園
09年05月 荒野の花園
09年05月 御在所岳の花
09年05月 高野山の彩り
09年05月 赤石山系
09年05月 天狗塚
09年04月 春の聖パートⅠ
09年05月 春の聖パートⅡ
09年04月 吉野の桜
09年04月 広田神社ツツジ
09年04月 北山貯水池花見
09年04月 大和路 宇陀
09年03月 栂池スキー
09年03月 霊仙山
09年03月 三峰・学能堂山
09年03月 薊岳・明神平
09年02月 府庁山
09年02月 妙高市民スキー
09年02月 ハチ・ハチ北スキー
09年01月 奥美濃スキー
09年01月 八犬伝の富山
08年11月 摩耶山の紅葉
08年11月 新雪の大普賢岳
08年11月大山・蒜山・吹屋Ⅰ
08年11月大山・蒜山・吹屋Ⅱ
08年11月大山・蒜山・吹屋Ⅲ
08年10月 本白根・横手
08年10月 仙人温泉へ Ⅰ
08年10月 仙人温泉へ Ⅱ
08年10月 仙人温泉へ Ⅲ
08年10月 仙人温泉へ Ⅳ
08年10月 八淵滝・武奈ヶ岳
08年9月 平城宮と奈良
08年9月 六甲ロックガーデン
08年8月 水晶への山旅Ⅰ
08年8月 水晶への山旅Ⅱ
08年8月 水晶への山旅Ⅲ
08年8月 水晶への山旅Ⅳ
08年8月 御嶽山
08年7月  釈迦ヶ岳
08年7月 堺~鶴見緑地
08年7月 雄岡山・雌岡山
08年6月 立山サマースキー
08年5月 岩湧山
08年4月 春の黒部五郎岳
08年4月 竜門山
08年4月 山上ヶ岳
08年3月 愛宕山(京都)
08年3月 野協春スキー
08年3月 志賀スキー
08年2月 ハクバスキー
08年01月 岩戸山・十国峠 
07年11月 牛滝山紅葉狩り 
07年 11月10日 剣山 
07年11月 大崩山 
07年10月 越百山・南駒ケ岳・空木岳 
07年9月 御手洗渓谷 
07年8月 五色ヶ原・薬師岳 
07年7月 札幌出張の余得 
07年5月 犬鳴山~和泉葛城
07年4月 弥山谷・八経ヶ岳 
07年4月 三嶺と屯鶴峯 
07年1月 曾爾高原 
06年12月 金勝アルプス 
06年11月 韓国・高千穂峰 
06年10月 祖母山 
06年8月 日本最低峰二峰
06年7月 焼岳 
06年5月 春の双六岳
06年4月 九重連山 
06年1月 ハチ北スキー 
05年10月 岩殿山送別山行 
05年9月 平標山 
05年7月 常念岳・燕岳 
05年7月 姫神岩手早池峰 
05年6月 巻機山 
05年6月 雷鳥沢スキー 
05年5月 三斗小屋温泉へ 
05年5月 日留賀岳 
05年4月 春の乗鞍岳 
05年4月 鹿岳・四ツ又山 
04年11月 養老渓谷
04年10月 高原山
04年9月 四阿山・根子岳
04年4月 春の燕~木無里 
04年3月 鳴虫山 
04年3月 丹沢なごり雪 
04年1月 黒斑山
03年12月 日向山
03年9月 蔵王・月山
03年9月 編笠山
03年8月 男体山
03年6月 上州武尊山
03年6月 那須茶臼・南月山
03年5月 両神山
03年5月 春の唐松・雨飾
03年1月 高峰高原
02年12月 本社ヶ丸
02年11月 初冬の栗沢山 
02年10月 那須大白森山
02年10月 鳥海山・月山 
02年7月 五色ヶ原
02年5月 金峰山・瑞牆山 
02年5月 春の蝶ヶ岳 
02年4月 春の鳳凰三山 
01年10月 木曽駒・雨飾山 
00年4月 越百山~南駒ケ岳
99年10月 妙高山 
99年4月 春の穂高岳 
98年4月 春の内蔵助平 
95年10月 八ヶ岳

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山を歩けば
楽しいことが好きです。   「ワイワイ遊ぶこと」=「幸せ」が私の基本です。                  膝の手術をしてから山へ行くことが少なくなって・・・ でも名前は温存しています。             「習志野山歩会」「関東アウトドアクラブ」所属。興味ある方 左下のリンクからどうぞ。
本白根山・横手山
2008年10月18・19日 本白根山・横手山
野協の秋山:参加者7人(清助さん、潤田さん、トンバさん夫妻、籠屋さん、高木さん、小生)

10月18日 (晴れ)
 気が付くと、外は明るい。
 「なんか、ボーッとして、寝たのか寝てないのかよう分からん。」
 「いびきかいとったで。」
 『さよか! 証人がおったか。』

トンバ夫人が、カーテンを引き、車窓から外を眺めていた。
「雨ふってんの?」
「いや、晴れてるよ。」
「窓、濡れてるやん。」
「結露してんの。」
こちらもカーテンを引くと、窓の向こうには 赤いりんごがいっぱい。
バスはりんご畑の横を走っていた。
うまそうな赤が空腹を刺激する。

湯田中で高速バスから降り、白根火山行の路線バスに乗り換えた。
バスは走るにつれて高度を上げて行く。
サンバレー、丸池、蓮池…
木戸池の周りは観光客が多かった。
『冬はしょぼいスキー場も、秋はメジャーらしい。』
しかし、岳樺の黄葉がメインで、紅色がない。
さらに高度を上げると、岳樺の葉も散り果てていた。
9時20分を回ったところで、白根火山バス停に到着した。
今日のコース:バス停→逢ノ峰→本白根山→鏡池→バス停→湯釜→バス停
01 白根火山バス停にて湯釜02 逢ノ峰にて湯釜
やっとバスから解放され、嬉しい気分で湯釜を見上げる。
さすが草津、レストハウス前の広場には人が一杯いた。
湯釜への遊歩道は、観光客が切れ目なく連なっている。
白根の清水を蛇口から汲んで、出発の準備完了。
スタートは逢ノ峰への登りだ。
手入れ不行届きの坂で一汗かいた頃、頂上に出る。
頂上休憩所からは、北面の眺望が聞き、草津白根山から湯釜の御鉢が見渡せた。
「ウワァー! アリの行列!」
03 空釜到着
04 空釜1
逢ノ峰から草津国際スキー場のゲレンデ横を下る。
下り切ったところが「いもり池」。
再び登ると水平に近い木道になり、突き当ると、旧火口の空釜である。
「ウーン! ファラフェッター!」
トンバ夫人が力の抜けた声で言った。
『火口を見て第一声がそれかいな!』
05 空釜の展望所
06 空釜2
「あの展望所が昼食予定地やったけど、風が冷たいからあそこでは食われへんなぁ。」右側はコマクサの枯れた株があちこちに残る斜面、左側は空釜が大きくえぐれている。
07 旧火口底08 最高地点にて火口の全貌
火口の内周から出ることなく次の火口に入った。
「モー! ファラフェッター!」
トンバ夫人がうるさくなってきた。
『もっと色っぽいこと言ってよ!』
「この遊歩道はベンチがないねぇ。」
「ファラフェッター! チューネン」
昼食場所を求めて歩く。
その内、火口の縁に出て、火口全体が見渡せるようになった。
10 最高地点
11 昼食風景
やがて、遊歩道の最高地点まで来てしまった。結局、ちょっと寒風が気になる、最高地点の這い松の陰で昼食となった。
12 笠ヶ岳と横手山13 白い四阿山
火口壁の向こうに覗いている笠ヶ岳から横手山への稜線をカメラに収めて出発。お鉢を下り始めると、四阿山が霞んで白いが、形よく見える。
14 白い浅間山15 空釜のお鉢にて
浅間山も何とか見えるが、写真では何だか分かり難い。展望所からは、草津白根山と横手山が打ち寄せる波のごとく重なって見える。

鏡池で休憩を入れた。
計画に対して遅れている。
「ちょっとやばくなってきたので急ごか!」
ロープウエイ山上駅から白根火山バス停へ。
16 湯釜へ続く人々17 湯釜
ザックを置いて湯釜へ急行。
どこからやって来るのか?
あきもせず、しっかり行列していた。
湯釜に出てみると、散策範囲は網で囲われ、網の中は人で一杯だ。
湯釜をバックに記念写真も撮ることができず、早々に引上げることとなった。
18 湯釜にて逢ノ峰湯釜からの下りにかかる。
前方は、今日歩いたコース、逢ノ峰を正面に、本白根の稜線がやや霞んで見えた。

バスは渋峠ホテル前に止まった。
部屋に入るや「ビール飲む前に、まず一風呂浴びよう。」
ということになって、男性組は浴室へ。
『しまった! タオルを持ってくるの 忘れた。』
部屋にタオルを取りに戻ると、
「皆、なにしてんの?」
トンバ夫人が部屋の前に来ていた。
「風呂に入っとるで。」
「もうすぐ日没やで、夕日の写真撮りに行こ。」
という巡り合わせで、ホテル前の道から夕日を撮ることができたのである。
19 後立への落日20 暮れなずむ四阿山・根子岳にガスが迫る
「あかん!あかん!もっと向こうで撮らんと、おでんの串刺しが写るで。」
「こっちからやったら、山から流れ落ちる雲と四阿山が一緒に撮れるわ。」
21 黄昏の空に光る飛行機雲22 楽しい乾杯
茜色の空と北アルプスのシルエットを最後に夕日観賞は終わった。
今日の無事と好天に感謝して『カンパーイ』


10月19日 (晴れ)
今日のコース:渋峠→横手山→草津峠→硯川バス停
ホテルを出て、渋峠ゲレンデリフトの横を通る。
「雪が無いと えらい感じが違うなぁ。」
「笹が育ち過ぎやで。」
と眺望の効かない林道を30分、横手山に到着。
展望は効くが風が強い。
浅間山・四阿山・根子岳・戸隠連山・黒姫山・妙高山が点在する奥に南・中央・北のアルプスの山々が並ぶ。
23 浅間山の噴煙が24 笠ヶ岳と白馬三山
今日は、白ではなく、黒い浅間が噴煙を見せている。笠ヶ岳の向こうに白馬三山が並んでいる。
25 四阿山に続く山並み26 笠ヶ岳と霞む北アルプス
朝の内ははっきり見えるのだが…
わずかな時間の差で、北アルプスはぼやけてしまった。

下りは横手山の西面(山影)の道を行く。
樹間に見えた笠ヶ岳の南西側は、今、紅葉の時期である。
段差の大きい急坂なので、膝を痛めている籠屋さんが遅れた。
「どっか適当な場所で待と。」
「待つなら、日当りの良いところにしましょうよ。」
「高木さんは 気持ちを素直に話すなぁ!
日当りの良いとこで待ちたいよ、けど、そんなとこあるわけないやろ。」
「ほら、日の当ってるとこあるじゃない!」
「どこまで歩かせるつもりや!」
27 ナナカマドの実り28 鉢山にて岩菅山
部分的にスキーゲレンデを通過した後、背丈を越える笹に囲まれた登山道に入った。
「何にも見えへんなぁ。」
と言いながらも、見上げると青空に鮮やかなナナカマドの赤い実があったりする。
草津峠の分岐に着いたところで休憩をとった。
後は硯川に下るだけである。
バス発車には時間的余裕があったので、潤田さん、トンバ夫君と三人だけ鉢山の頂上に登ることにした。
しかし、山頂も笹の壁が高くて何も見えない。近くにある筈の火口湖すら見ることができない。
かろうじて見えたのは、逆の下山路からの、木に邪魔された岩菅山の姿だけであった。
「くたびれ損やったなぁ!」とぼやきながら下り、硯川で皆と合流。
湯田中の「楓の湯」でさっぱりし、帰路に着いた。


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仙人温泉へ Ⅰ
2008年10月10~13日 
潤田さんから、「黒部ダムから下ノ廊下を歩かへんか?」の誘いが発端だった。
阿曽原温泉小屋が一杯だったため、止むを得ずコースを変更した。

コース概要
10月10日:室堂→一ノ越→雄山→別山→剱御前小屋(泊)
10月11日:剱御前→剣沢→二股→仙人池ヒュッテ(泊)
10月12日:仙人池→池の平山→仙人温泉小屋(泊)
10月13日:仙人温泉→阿曽原→欅平

10月9日22時30分
大阪駅「旅立ちの鐘」の前には、潤田さん、総会さん、豊川君はすでに待っていた。
揃ったところでスーパーへ買出しに行く。
「きたぐにの自由席は空いてるからゆったりやれるで。」
と言いつつ、ホームに上がると。
「なんや、ようけ並んでるなぁ。」
大半が女性で、風船持ってる人もちらほら。
並んでる人の雰囲気は似ているが、皆が知り合いということでもなさそうだし…
車内に入って、通路を挟んでではあるが、何とか4人かたまって座ることが出来た。
近くの人に
「何かイベントでもあったんですか?」
「大阪ドームでスマップのコンサートがあったんです。」
思いもよらない理由だったが、事情が分かったところで前夜祭をスタートした。
ビールを皮切りに、日本酒、久米仙の古酒…

10月10日(晴れ)
夕べの飲み過ぎで、弥陀ヶ原の紅葉は夢うつつの中に過ぎて行った。

秋色の室堂平この季節、雄山神社は参拝無料
歩き始めても、頭が痛い。
「総会さん、もっとゆっくり歩いてよ!」
「前の女性(紫の服の単独行)について行ってるだけやで!」
「うそや!追いつこうとしてるやんか!」
結局、途中で休憩を取った女性に挨拶して先に行くことになった。
雄山への登りからは、室堂平から奥大日・大日への眺めがさわやか!
雄山の社務所前で昼食。
雄山までは、色んな人が登って来る。
「ちょっと頭が痛いけど、高いところに来たせいかしら?」
『頭が痛いのは俺や!』
しかし、後立の山並を前にすするミルクティーが頭痛を柔らげてくれた。
食後、雄山神社にお参りして出発。
お参りしている間に紫の女性はいなくなっていた。
雄山から五色ヶ原
雄山から後立
大汝から剱針ノ木と蓮華
雄山と龍王岳大汝の頂上では総会さんが「富士山どこや?富士山が見えん!」といつもどおり、富士山を見たがる。
見え隠れする山々を楽しみながら展望の稜線歩きが続く。

11別山からの眺め
富士ノ折立で一旦下った後、別山に登り返すと、ドッカーンという感じで剱岳の大きな姿が視界一杯に飛び込んでくる。
別山を登り終えた瞬間のこの感激は、何度来ても変わることがない。
薄日であるのが惜しい。
「トンバさんも来たら良かったのに!
しかし、来とったら天気悪いかも知れんなぁ!」
「アッ! ブログに書いたろ!」
「でも、ええ人やでぇ! 入院したとき二人で見舞いにきてくれたし。」
「なんや、取って付けたみたいに!」

ザックを置いて北峰に行くと、陽光が射して明るくなった。
剱岳が光っている。
後立連峰にかけて下界は紅葉の絨毯。
「ウワァー! きれいやなー!」
「しかし、写真に撮ったらこの鮮やかさが出んのよなー。」
針ノ木とスバリ、飽きない眺め真砂沢の紅葉
何か ご不満でも?何枚写真を撮るの?
剱と白馬まるで錦の絨毯
やっぱり剱を撮ってしまう
「剱が光ってる内に別山に戻ろ。」
「別山に戻ったら、雲も戻ってくるのんちゃう?」と豊川君が余計なことを言う。
別山に戻る途中で輝く陽光は薄日に変わってしまった。
「ほら! あんなこと言うからやないか!」
今夜の宿、剱御前小屋は近くなので、のんびりパノラマを満喫した。
雲間の夕日夕食を待ちながら談話室で、乾杯。
明日の天気の前触れのように、上空には雲が広がり太陽は隠れてしまった。
夕日観賞は諦めていたところ、雲の下に沈む夕日が顔を出した。
その瞬間、辺りはオレンジの光に包まれた。
正に一瞬の光景だった。


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仙人温泉へ Ⅱ
10月11日(曇り時々雨)
朝から予報どおり雨が降っている。
小降りになるのを待って9時に出発した。
思惑通り、間もなく雨は止んだ。
「9時出発は正解やったなぁ!」
剱沢小屋を過ぎ、剱沢へ降りたが、雪渓がない。
「今年の冬は雪が多かったのになぁ!」
ボヤキが出る。
雪渓歩きができるようになったのは、平蔵谷出合いからであった。
剱沢の紅葉-1長次郎谷の紅葉
長次郎谷出合いは岩と紅葉の組合せになっている。長次郎雪渓を数人が行く。
剱沢の紅葉-2真砂沢の紅葉
剱沢上流を眺めると、立派な雪渓に見える。
しかし、長次郎谷を過ぎると再び陸に上がることになった。
なんともあっけなく雪渓歩きは終了してしまった。
真砂沢ロッジに着いたのは丁度12時。
雪渓歩きが少なかったため、時間がかかった。

昼食後、「歩き始めると暑いから。」と豊川君がカッパを脱いだ。
食後のコーヒーを飲み終わり、出発しようとすると、再び雨が降り出した。
豊川君は再びカッパを着る。
着終わるのを待って、歩きかけると。
総会さんが、「ちょっと待って、この手袋おかしいわ、はめられへん。」
手袋を取るとき、指先を掴まずにひっぱったため、裏地が外に出てしまっていた。
何度やっても、裏地の指が手袋の指に入らない。
結局、手の小さい豊川君が裏地に指を合せ、アウター手袋の指に突っ込んで収まった。
「難儀なやっちゃなぁ。出発できへんやないか。」潤田さんにぼやかれる。

四ノ沢まで来たとき、「暑いからカッパ脱ぎますわ。」
「着たり脱いだり、忙しい奴っちゃなぁ!」
「脱いだら降るし、着たら止むし、しゃーないですやん!」
やがて潤田さんの「あれが近藤岩や。」で二股へ着いたことを知る。
また雨が降り出した。
「みてみぃ、雨が降り出したやないか!
カッパ脱いだらあかんちゅうねん。」
仙人新道から剱沢三ノ窓雪渓の紅葉
仙人新道は紅葉の中の道だった。
紅鮮やかなナナカマドが次々出てくる。
三ノ窓が見えた。
20年前、子供達と来たときは、北股谷ルートから見上げた三ノ窓。
あのルートは、今や廃道となってしまっている。
仙人新道の紅葉-1仙人新道の紅葉-2
紅葉に包まれた急登が続く。本来なら左手に裏剱の岩峰を見ることができるのだが、今日は紅葉で満足。
仙人峠付近になると、紅葉は晩期の様相を呈していた。


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仙人温泉へ Ⅲ
10月12日(晴れ)
日の出に合せて千人池に出てみると、良い場所はでっかい三脚に占領されていた。
「剱本峰が見える筈やけどわからんなぁ!」と潤田さん。
肉眼ではもっと良く見えたのに
八峰に朝日が
しばらくして、八峰に朝日が当る直前、Ⅵ峰とⅦ峰の間の岩が一部だけ赤くなりだした。
「おー!あれが本峰やで!」
一番高い本峰が最初に朝日を受けて赤くなったのだ。
八峰に朝日が当たり出した。
すると、本峰と八峰の見分けが着かなくなってしまった。
八峰が随分明るくなった黒部別山の北峰・南峰も一緒に
すっかり明るくなりました部屋に戻ると、総会さんがいた。
「何しとったん?」
「トイレが空いたから、チャンスや思て行ってきた。」
「えー! 仙人池に来た目的はどうなったん?」

「今日は、池の平山へ行って仙人温泉泊りやから楽勝やなぁ!」
なんて言いながら出発。
仙人峠から西側の景色八峰上部、三ノ窓、小窓ノ王
仙人峠に出ると視界が広がる。
裏剱に始まって、遥かに針ノ木まで、奥行きのある眺めだ。
目の前にはでっかく、鋭い剱の峰々が天を突くようだ。
白馬~唐松への山並み針ノ木を遠景にナナカマド
剱を見た後では「不帰の剣」も穏やかに見えてしまう。朝日を受けて、晩期のナナカマドも燃えている。

ベンチのまわりで写真を撮っていると、写真が趣味という豊中の男性と知り合いになった。
しょっちゅう来ているらしく、池の平への道すがら、平の池や展望台へ行くことを勧められる。
池ノ平小屋に着くと、一昨日の紫の女性がいた。
「これから、阿曽原へ行って泊りです。」
「で、平の池には行ってきたの?」
「いえ、行ってませんよ。」
「池に映る裏剱を見ないで行くなんて、それはもったいない!」
豊中の人の受け売りで勧めると。
ザックを置いて、池に下りて行った。
57池ノ平から毛勝の山並み池ノ平の池塘に映るチンネ・小窓の王
宿泊準備をする豊中の人と別れ、北の山を眺めて後、池に下ることにした。池ノ平は、池塘が点在する秋色の草原だ。
平の池と八峰上部平の池と紅葉
平の池と八峰上部ナナカマドとⅦ・Ⅷ峰とチンネ6810120037.jpg
池ノ平を去る紫の女性彼女も池の近くで写真を撮っていたが、一足早く戻って行った。
「彼女、総会さんの写真撮っとったで!」
「うそや!」
「いや、ほんま! レンズが総会さんの方に向いとったもん。」
「そら『変なおっさんがおる。』思て撮っとったんやろ。」

展望台へ行くと、小窓雪渓を挟んで(三ノ窓雪渓は見えない)Ⅷ峰・チンネが覆い被さるように聳えている。
「あかん!カメラの高角度がたらんわ。」と言うと、
「魚眼レンズ持っとんやけどなぁ!」とデジカメを構えた潤田さんが答えた。
展望台にて池ノ平小屋と白馬岳7110120040.jpg展望台にて小窓
展望台にて八峰上部展望台にて平の池

池の平山は、下から見ると草原の山腹に一本道が通っており、穏かに見えた。
実際に歩いてみると、草原の急坂を直登するので厳しい道だった。
しかし、頂上についてからの展望は一級品だ。
池ノ平南峰にて針ノ木と剱池ノ平南峰にて北~東の展望
南には迫力満点 剱の岩峰が視野の大部分を占領している。北は池ノ平山北峰・白ハゲ・赤ハゲから毛勝の山、東は後立山連峰が続く。

絶景の中での昼食とコーヒータイムは、贅沢この上なし である。
潤田さんが「今回の山は成功やなぁ!」と独り言を発した。
「下ノ廊下は来年にしましょう。」

13時になったので下り始めると、豊中のカメラマンが登ってきた。
挨拶をして草原状の斜面にでる。
足を滑らしたら止まりそうもないゲレンデを降りて、池の平小屋へ。
「ええとこやなぁ! ビール、ビール」気分良く乾杯。
「予定外の寄道したから、結構遅なったで。」
池ノ平小屋横から白ハゲ・赤ハゲ仙人峠にて仙人池ヒュッテと五竜・鹿島槍
トイレに寄ったとき、大窓に続く「白ハゲ・赤ハゲ」を撮っていなかったことに気付く。仙人峠に着くと、休憩していたおじさんが「あなた達、池ノ平小屋でビール飲んでたでしょ!それから歩いて来るなんて、元気ありますなぁ!」と言う。
ひんしゅくを買ってしまった。

3人は先行し、仙人池ヒュッテに預けたザックを取りに行った。
一人、のんびり写真を撮らせてもらう。
仙人峠にて唐松岳仙人峠にて白馬三山と不帰のキレット

頃合いをみて、仙人池ヒュッテで合流し、仙人温泉小屋を目指した。
仙人谷への下りから白馬三山仙人谷の紅葉
仙人谷の紅葉と白馬岳仙人湯源泉の湯煙

仙人温泉小屋目指して仙人谷を下っているとき、男女の二人連れが追い抜いて行った。
「早やー!」
みるみる差は開いていく。
遅ればせながらも16時半、仙人温泉小屋に到着した。
食事は第二回目、18時からなので、ゆっくり温泉に浸かれる。
二人が上がってきたので、脱衣所が一杯、総会・潤田・豊川3人が先に入った。
服を脱いでいると、「オーイ!ビール買うて来てや。」
3人が叫ぶ。
「入る準備してからそんなこと言うかー! 『買うて来い。』言うなら、順番待ちしてるときに言わんかー!」
「アッ、怒っとる!怒っとる!」
とは言いながらビールを4本持って湯船に入る。
ホース2本から75度の源泉と水、うまくバランスしていて良い湯加減だ。
紅葉の唐松岳を背景に「かんぱーい!」
先程追い越していった男性が入っていた。
湯船にビニール袋が浮いている。
『ゴミか!』と思ったら、彼が酒を入れて燗していたのだ。

食事のとき、ざるそばを出された人がいた。
数年前から、そば職人にそば打ちを教える先生が、そば粉持参で来るようになり、タイミングが合った人だけ、数限定でそばを出すようになったそうである。
「僕、そばがめっちゃ好きなんですよ!」豊川君がうらめしげ言う。
それが功を奏した。
「少しだけですが。」と先生が打ったそばを出してきてくれた。
当然、他の3人もご相伴にあずかる。
「すごい腰があってうまいですねぇ!」
豊川君に一番多く分けたのは言うまでもない。

食後、焚き火前のベンチで酒盛りを始めると、あの早い男女がやって来た。
火が小さくなったとき、ペアの男性の方が、灰の中に太い角材を見つけて掘り出した。
「この木に火が点いたら長持ちするで!」と皆の意見。
しかし、なかなか燃えない。
それぞれが「なんとか燃え上がらそう。」と工夫するのが結構楽しい。
6人で遊んでいる内に就寝時間がやってきた。

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仙人温泉へ Ⅳ
10月13日(晴れ)
最後の日がきた。
今日は仙人温泉から欅平経由で大阪まで帰らなければならない。
朝食は4時30分からである。
満天の星空を見上げて食堂へ。

阿曽原への以前のルートは廃道となり、コースタイムが90分長い雲切新道を下らなければならない。
雲切谷仙人ダム上から
木の根が一杯出ているいやな道を下り終え。
振り返ると雲切谷が見える。
青空の下、紅葉の前線が良く分かる。
雲切谷の滝を見ながら歩くうち、ダムを渡った。
実は、阿曽原への道はダムの手前で左折するのであった。

尾根を越え、仙人ダムに下った後、再び尾根を登り返して阿曽原に向かうルートだ。
登り返すときのやるせなさ。
「他にルートの付けようがなかったんかいな、腹立つなぁ!」
阿曽原に着くと、ビールの自販機に飛びつく。
ビールを飲みながら、小屋の人に聞くと、
「夕べは、予約者が布団一枚に二人、予約なしは布団一枚に3人でした。」
「やっぱり、下ノ廊下は止めてよかったなぁ!」
出発しようとすると、昨日の二人連れがやってきた。
「夕べはあの角材、結局、燃やしましたよ。」
鼻高々に報告された。
阿曽原を過ぎて最初の小さな沢阿曽原谷
テン場を過ぎるとすぐに橋を渡る。
20年前、子供の写真を撮った橋である。
すぐ二つ目の沢、阿曽原谷が現れる。
谷を見上げると、紅葉はこれからであった。
水平道への登り返しが始まったところで、阿曽原のテン場が見える。
あの二人が手を振っていた。
登り返しから水平道に変わる直前、「二人通しますよー!」潤田さんが後ろから言った。
「早やー! もう来たの。」
「お先に失礼しま~す。」
みるみる差は開いていく。
「あんなんが 後から付いてこられたら、かなんわい!」
けっこう大きな滝が…大きな滝を一つやり過ごし、折尾谷で昼食。
名物、志合谷のトンネルに入る。
真っ暗な中、頭上に気を付けながら歩を進める。
やがて、前方にボーッとした、揺れる灯りが見えた。
『なんやろ?』
その灯りは進むのが遅いので追い付いた。
「すみません。連れて行ってもらえませんか?
これじゃ 良く見えないんです。」
手にガスボンベ、バーナーに火を灯して歩いていたのだ。


よくぞ造りました。少し映っている髪の長い女性が早い彼女
水平道はまだまだ続く。
やがて、鉄塔が見えた。
「オーッ! やっとここまで来たか。」
その後沈黙…
黙々と歩く。
「オーッ! 今度は間違いない。」
二つ目の鉄塔から、欅平への下りが始まった。
最後の下りは結構きつい。
なんとか15時40分発のトロッコ電車に乗り込んだ。
「アレー!」
「アーッ!」
あのペアも乗り込んで来た。
『なんでおんなじ電車?』と思っていると。
なんと! 二人はもう温泉に入って来たと言った。

彼女は八王子、彼は神戸からやって来ていた。
魚津で彼女は北へ、彼を含めて5人は南へ向かうことに…
こちらは、大阪まで宴会列車になった。
彼女とは、室堂で待ち合わせて剱山荘に泊り、翌日、剱を越え、北方稜線から小窓雪渓、池の平経由で仙人温泉。というコースだったことから始まり、
春には、室堂乗越から馬場島へ標高差2000mの大滑降をやったこと…などなど、
徐々に並みのハイカーでないことが分かってくる。
「どっかの山岳会に所属してるの?」
「いや、入ってないです。
山だけでなく、カヤックやマウンテンバイクや、いろいろやってます。」
という話しを聞いて、「俺も自転車をやるんやで。」と総会さんが乗ってくる。
「総会さん、今日のコースを自転車で行ったみたら?」
「あほか! そんなことしたら死んでしまうわ!」
話しが弾み、大阪には瞬く間に着いてしまった。
別れの挨拶と同時に名刺をくれた。
「この会社のホームページは、山のブログにリンクしてるんと違う?」
「はははー。 会社自体そんなものですから。」
と謎めいたことを言った。

後日、社名「finetrack」のページを開いてびっくり。(青字をクリックして下さい)
会社は冒険野朗の集団であった。
彼も会社創設者の一人らしい。
社長のプロフィールに、『立山から下ノ廊下を自転車で走破。』の一文があった。
総会さん、大丈夫や! 死なへんで!

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武奈ヶ岳
2008年10月04日 (晴れ)
一ヶ月ほど前、星子との約束「どっか行きましょう。」を
近江高島→八淵→八雲ヶ原→武奈ヶ岳→坊村
のコースで果たすことにした。
近江高島からコミュニティバスでガリバー旅行村に移動する。
車窓から見る山々は雲の中だ。
バス乗客はほとんどハイカーが占めている。
中高年の団体さんがにぎやかだ。
「八淵で一緒になったらいややなぁ!」
「なんで?」
「鎖や梯子をようけ通るけど、そこで渋滞したらかなわん。」
「鳥越ってどこ?」
「えっ?」
「あの人が持ってる紙に鳥越って書いてますよ。」
地図で確認。
「良かったー! 団体さんはリトル比良へ行くんや。」
かくて、ガリバー旅行村ではガラガラのバスをおりることとなった。
01 魚止の滝02 障子の下段の滝
最初の分岐を右折、沢へ向かって下っていると、星子が地図を出してきた。
ガリバー旅行村の入口で散策地図を貰って来ていたのだ。
「今、Aコースを歩いてますよねぇ。」「ほんまや、こらあかん!ごっつい遠回りや。」『えらい!よう気がついた!』
コースを変え、魚止の滝手前に着いてみると、単独行の女性が流れを渡ろうとして石の上で考え込んでいた。
数m上流で我々が渡るのを見て、付いて来ることにしたようだ。
魚止の滝を過ぎると、すぐ障子下段の滝が見えてくる。
03 障子上段の滝04 大摺鉢
障子下段の滝の左岸をよじ登ると、上段の滝が見えた。
しかし、ルートは右岸であった!
下段の滝の下まで戻ると、女性が追い付いて来た。
「渡れないんですか?」「いや、渡れるけど、すべったらヤバイし、濡れそうやわ!」大石の間に挟まった、少し水をかぶっている小さい石に足をおいて対岸に渡る。「ここが一番の難所ですから!」
鎖につかまって最初の岩の上で下を見ると、女性も渡ろうとしていた。
最後に鉄梯子を登り切り、ロープを跨ぐと一般コースに合流する。
ほどなく大摺鉢の広い空間に出た。
大摺鉢全貌
貴船淵
広い空間に出て、くつろいだ気分になる。
突然陽光が射し、一気に滝が輝きを増した。
先ほどの女性に「よく一人で来ましたね。」と言うと、「あんなとこで迷ってるようでは駄目ですねぇ。」と言いながら滝の写真を撮り、先に登って行った。
我々も一服して、同じ道を行く。
10分程歩くと道は本流からドンドン離れだした。
しかし、大半の人はこのルートをきているので、さらに歩を進める…が、やっぱりおかしい。
「まだ大きな滝があった筈やけど、この先滝はなさそうやし… 無駄を覚悟で戻ろ!」
大摺鉢に戻ると、右岸にルートはあった。
「さっきの女性も、こっちに来るつもりやったんやろなぁ。」
そして、やって来ました。貴船淵!
貴船の滝
七偏返しが近づいて
貴船は5段の滝になっているが、これが上部の2段です。
あの鎖を頼りに、滑る岩の上を左岸に渡ります。
貴船滝左岸の鎖をよじ登ると、道は穏かになり、一息つく。
「星子、適当なところで昼飯にしようや!」
「まだ早いですよ。」
「俺、朝飯食うたんは6時やで!」
七遍返しの滝
コヤマノ岳と武奈ヶ岳
八淵最後の七編返しの滝が見えてきました。
しかし、星子は昼飯にする素振りを見せません。
やがて道は沢身を離れ、山腹に入る。
しばらくすると、後から「八雲ヶ原って、標識に書いてますよ!」星子が言った。
「書いてあるなら行こ。」
その道は鹿の鳴き声が盛んに聞こえる道だった。
その内、姿も見かけるようになった。
「今どき、鹿を大切にするのは奈良だけやで。」てなことを言っていると、出てくる標識には「次郎坊山を経て釈迦岳」と書いてあり「八雲ヶ原」の文字がなくなってしまった。
道はだんだん曖昧に… 標識があってホッとしたのもつかの間、どこが道だかわからなくなる。
道を探していると、上方をサッサと歩く人の姿が見えた。
「オーッ!この上はもう道やで、どこでもええから真っ直ぐ登ろ。」
とうとう、昼飯食わずで稜線に出てしまった。
そこから少し右方に登っていくと広場に出た。
八雲ヶ原の標識に従って広い道を行くと、
「これ、スキー場の跡ちゃうかー!」星子が嬉しそうな声を上げる。
そして、八雲ヶ原へ向かうゲレンデ跡に出た。
やっと、ススキの間で待ちに待った昼食である。
何はともあれ、「カンパーイ!」
ゲレンデ越しにコヤマノ岳と武奈ヶ岳を眺めながらの昼食は気持ちイイー!
星子はショート缶3本、私はロング缶2本。
星子に負けてしまった。
「似たようなもんですやん!」やさしい一言。

武奈ヶ岳へ向けて八雲ヶ原の池にかかる橋を通っていると、「あれっ!なんかおるで!」
水面下に、何匹もの黒く魚らしくないのが、あちこち動き回っている。
「オーッ!手足がついとるやんか!」
「サンショウウオのわけないし、イモリやな!」
「元スキー場の池で? 冬、雪の下でどないしてんねん!」
聞いても返事なんかするわけがない。
池を過ぎたら登りが始まった。
武奈ヶ岳山頂武奈ヶ岳から蓬莱山
「イブルキのコバとは意味わからんなぁ!」なんて言いつつ、その後の登りに差し掛かると「ビール飲んだ後の登りはコタエルなぁ!」話題が変わる。
最後の階段を登り切るとその横が頂上だ。
朝の雲は散ってくれたが、残念ながら琵琶湖はよく見えない。
南方には逆光ながら、蓬莱山のなだらかな山容が大きくみえる。
「360度の展望は気持ち良いですねぇ!(地図を見ながら)武奈ヶ岳は200名山、蓬莱山は300名山ですよ。」
「200名山の方が格上やろ。」
「そんな比較、ええかげんなもんちゃいますかー。」
武奈ヶ岳下山コース メールを打って嬉しそう
下りは「御殿山コース」と呼ばれる西南稜を辿って坊村を目指します。御殿山までは、ソフトな草原状の稜線散歩です。
気分が良いのか星子が誰かにメールを飛ばしました。
下山途中1
下山途中2
ススキの原もあって、初秋を感じながら気持ちの良い道が続きます。しかし、気持ちの良い柔和な稜線はここまで。
御殿山からは一転して、林の中をグングン下ることに…

「この下り、キッツー!」
膝上の筋肉がシビレました。
17時21分坊村発のバスで出町柳へ。
18時32分発の京阪特急で京橋へ。
そして、京橋で無事下山の酒盛り。
「今日のコースは変化に富んで良かったですねー。」
「天気も山の上では良うなってくれたし…、しかし、逆コースはあかんな。」
「下り始めは良い感じやったのになぁ、御殿山からは、なんかスキーの直滑降みたいでしたやん、あんな単調な急坂登る気しませんわ。」

星子と大阪で別れた後、なんと、環状線グルグル回りで日付が変わってしまったのである。

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