プロフィール

山歩屋

Author:山歩屋
天気の良い山が好きです。
天気が悪い日の山は楽しくありません。
一人山へ行きたくなったときは、天気予報を見ます。
そして 行ったり、行かなかったり…

間ノ岳の頂上で、寒さに耐えながら御来光を待ちました。
待ち焦がれた瞬間です。
朝日が山を染め始めました。
流れる雲には私の影が映っています。
暖かそうな虹の輪が、私の影を包んでいました。

間ノ岳にて

[記事年代順]
17年10月 常滑散策
17年10月 大杉谷
17年7月 野反湖
17年5月 釈迦ヶ岳
17年3月 宝登山
17年2月 ハクバスキー
17年1月 蔵王スキー
16年12月 高宕山
16年11月 日向山
16年9月 飯盛山
16年7月 野反湖
16年7月 霧降隠れ三滝
16年6月 黒檜山
16年5月 足利フラワーパーク
16年4月 子持山
16年2月 苗場スキー
16年2月 志賀高原
16年1月 本社ヶ丸
15年11月 大平・晃石山
15年9月 日光白根山
15年8月 蝶々誕生
15年6月 あじさい屋敷
15年6月 柴又サイクリング
15年6月 丸山(秩父)
15年4月 三ツ岩岳
15年4月高尾山花見
15年4月桜の季節
15年3月八方尾根スキー
15年2月赤倉蟹&スキー
15年2月志賀スキー
14年12月愛宕山
14年11月鍋足山
14年10月高ボッチ高原
14年10月房総の村
14年9月那須高原キャンプ
14年8月習志野花火大会
14年6月勝浦(千葉県)
14年6月 水郷ポタリング
14年5月 鳴虫山
14年5月 天城森林浴
14年4月 桃源郷
14年4月 花見川
14年3月 三毳山
14年3月 青葉の森
14年3月 志賀高原
14年2月 乗鞍高原温泉
14年2月 戸隠スキー
14年2月 袋田の滝
14年2月 苗場スキー
14年1月 美ヶ原Ⅱ
14年1月 美ヶ原Ⅰ
14年1月 竪破山
13年12月 高尾山
13年11月 大山(おおやま)
13年11月 生瀬富士と袋田滝
13年11月 青笹山
13年10月 八海山
13年10月 本栖湖キャンプ
13年9月 高川山
13年9月 西沢渓谷
13年9月 尾白川渓谷
13年8月 横尾山
13年8月 戸田花火&BBQ
13年7月 高尾山ビアマウント
13年7月 麻綿原高原
13年7月 鋸山散策
13年6月 伊豆の中心部へ
13年6月 伊豆への道中
13年5月 倉岳山・高畑山
13年5月 湯島キャンプ
13年5月 四ツ又山~鹿岳
13年5月 富士山観賞
13年4月 日光から足尾 Ⅱ
13年4月 日光から足尾 Ⅰ
13年4月 印旛沼ポタリング
13年3月 三ツ峠山
13年3月 志賀スキー
13年3月 白馬スキー
13年2月 高峰温泉雪遊びⅡ
13年2月 高峰温泉雪遊びⅠ
13年2月 野沢温泉スキー場
13年2月 宮城蔵王スキー場
13年1月 高湯温泉
13年1月 蔵王温泉スキー場
13年1月 猫魔で初滑り
12年11月 渡良瀬渓谷
12年11月 渡良瀬遊水地
12年10月 平泉
12年10月 安達太良山Ⅱ
12年10月 安達太良山Ⅰ
12年9月 乙女森キャンプ
12年8月 仙丈ヶ岳 Ⅱ
12年8月 仙丈ヶ岳 Ⅰ
12年8月 千葉の花火大会
12年7月 裏磐梯キャンプ
12年6月 甘利山
12年6月 赤城山
12年6月 水元公園
12年5月 渡良瀬遊水地
12年5月 金環日食
12年5月 上州三峰山
12年4月 一切経山
12年4月 近隣の桜
12年4月 吉野梅郷
12年3月 榛名外輪山
12年3月 海に続く電柱
12年3月 ハクバ
12年3月 志賀高原 Ⅱ
12年3月 志賀高原 Ⅰ
12年2月 雲龍渓谷 Ⅲ
12年2月 雲龍渓谷 Ⅱ
12年2月 雲龍渓谷 Ⅰ
12年2月 戸隠 Ⅲ
12年2月 戸隠 Ⅱ
12年2月 戸隠 Ⅰ
12年2月 嬬恋スキー
12年1月 大山スキー
12年1月 ドイツ村Ⅱ
12年1月 ドイツ村Ⅰ
11年12月 大和葛城山
11年12月 ビール工場ツァー
11年12月 野協忘年山行
11年11月 談山神社の紅葉
11年11月 明日香の紅葉
11年11月 古城の紅葉
11年11月 堺の紅葉
11年11月 化野 念仏寺
11年11月 栂尾 高山寺
11年11月 大原 三千院
11年11月 大原 寂光院
11年11月 岳人の森Ⅱ
11年11月 岳人の森Ⅰ
11年11月 宍粟の秋
11年10月 霊山
11年10月 串柿の里
11年10月 白髪岳
11年9月 祇園北側
11年9月 物部川の滝
11年9月 四国カルストの夜明け
11年9月 四国カルストの黄昏
11年9月 八釜甌穴・姫鶴平
11年9月 中津渓谷
11年9月 仁淀川安居渓谷
11年9月 だんじり&ふとん
11年8月 東はりまキャンプ
11年8月 北山川 Ⅲ
11年8月 北山川 Ⅱ
11年8月 北山川 Ⅰ
11年8月 山陰浦富海岸
11年8月 北山川ダッキー
11年8月 古座川カヌー
11年7月 夏 徒然Ⅱ
11年7月 夏 徒然Ⅰ
11年7月 笠置山本番
11年7月 白浜ダイビング
11年6月 笠置山
11年6月 白鷺池公園花菖蒲
11年6月 山田池公園の花
11年5月 浜寺公園
11年5月 葛城山Ⅱ
11年5月 葛城山
11年5月 青山高原
11年4月 筱見キャンプⅡ
11年4月 筱見キャンプ
11年4月 吉野観桜Ⅱ
11年4月 吉野観桜Ⅰ
11年4月 須磨アルプス
11年4月 北山花見
11年3月 大阪城・鶴見緑地
11年3月 荒山公園梅林
11年3月 野沢温泉スキー
11年3月 リベンジ釈迦ヶ岳
11年2月 中山 健ハイ
11年2月 山陰から大山へ
11年2月 シャルマン火打スキー
11年1月 釈迦岳転進観音峰
11年1月 蟹&スキーIN兵庫
11年1月 裏六甲氷瀑巡り
11年1月 志賀高原スキーⅡ
11年1月 志賀高原スキー
10年12月 摩耶山ハイク
10年11月 東福寺へ
10年11月 詩仙堂へ
10年11月 実相院・曼殊院
10年11月 紅葉 勝尾寺
10年11月 紅葉 勝尾寺
10年11月 紅葉 勝尾寺
10年11月 紅葉 箕面滝
10年11月 川湯キャンプ
10年11月 しまなみ海道 Ⅱ
10年11月 しまなみ海道へ
10年11月 高御位山
10年10月 首里城へ
10年10月 慶良間へ
10年10月 沖縄へ
10年10月 竜王山
10年10月 有馬四十八滝
10年9月 古座川キャンプⅡ
10年9月 古座川キャンプⅠ
10年9月 モンゴル料理
10年9月 猛虎会
10年9月 沖縄料理
10年9月 吉野川ラフティング
10年8月 ホルモン焼
10年8月 原不動滝キャンプ
10年8月 白浜海水浴
10年8月 鏡平へ
10年8月 三俣蓮華・双六岳
10年8月 三俣山荘への道
10年8月 黒部五郎岳へ
10年8月 太郎兵衛平へ
10年8月 木曽駒ヶ岳Ⅱ
10年7月 木曽駒ヶ岳Ⅰ
10年7月 暑気払い
10年7月 紀伊大島ダイビング
10年7月姫路セントラルパーク
10年7月白浜ダイビング
10年7月食いしん坊台湾編
10年7月吉野川キャニオニング
10年7月小歩危ラフティング
10年7月 虚空蔵山
10年7月 野宴 納涼会
10年6月 神戸森林植物園
10年6月 布引ハイク
10年6月 蛍川キャンプ
10年6月 食いしん坊韓国編
10年6月 地蔵川の梅花藻
10年6月 緑化センターの花
大峰大日岳のアケボボツツジ
10年5月 大峰大日岳の花Ⅱ
10年5月 大峰大日岳の花
10年5月 芦屋川地獄谷
10年5月 立山夏スキーⅣ
10年5月 立山夏スキーⅢ
10年5月 立山夏スキーⅡ
10年5月 立山夏スキーⅠ
10年5月 大阪 渡船場巡り
10年5月 御嶽山スキー
10年4月 馬籠宿・妻籠宿
10年4月 明治村散策
10年4月 伏見名水巡り
10年4月 金剛山
10年4月 雲山峰
10年4月 甲山ツツジ゙と桜
10年4月 千苅ダム・大岩岳
10年4月 大阪城公園花見
10年3月 再カラアゲマウンテン
10年3月 堺ポタリング
10年3月 赤倉合流スキーⅡ
10年3月 赤倉合流スキー
10年3月 野沢温泉スキー
10年3月 志賀スキー
10年2月 六甲荒地山
10年2月 南部梅林
10年2月シャルマン火打スキーⅡ
10年2月シャルマン火打スキーⅠ
10年2月ハチ北スキー&かに
10年1月 マキノ高原ハイク
10年1月 蓬莱山ハイク
10年1月 平日スキー東鉢
10年1月 前山から明神平
10年1月 白いフアンタジィ
10年1月 雪中ハイク前山ヘ
10年1月 樹氷ハイク明神平ヘ
10年1月 続ハクバの遊び
10年1月 ハクバで雪遊び
10年1月 東京ドームシティ イルミ
09年12月 初滑り 勝山
09年12月 カラアゲマウンテン
09年12月 ODK二つの行事
09年12月 六甲と道草
09年12月 六甲忘年山行
09年12月 局ヶ岳
09年11月 長老ヶ岳
09年11月 晩秋紅葉 勧修寺
09年11月 晩秋紅葉 永観堂
09年11月 晩秋紅葉 天満宮
09年11月 晩秋紅葉 嵯峨野
09年11月 晩秋紅葉 嵐山
09年11月 ミステリーキャンプ
09年11月 笹ヶ峰へ
09年11月 笹ヶ峰への道
09年11月 グアムでダイビング
09年11月 グアムで講習
09年11月 あけぼの平への道
09年10月 モダン焼と紅葉
09年10月 余呉キャンプ
09年10月 ゴロゴロ岳
09年10月 下ノ廊下
09年10月 浄土山から黒部湖
09年10月 室堂へ
09年10月 伊吹山頂上へ
09年10月 伊吹山へ
09年09月 赤石岳へ
09年09月 悪沢岳へ
09年09月 千枚小屋へ
09年09月 鷲峰山
09年09月 観音峰・稲村ヶ岳
09年09月 古光山・赤目渓谷
09年08月 大江山キャンプ
09年08月 堺の夜景
09年08月 堺の日没
09年08月 蓮華岳を過ぎて
09年08月 蓮華岳へ
09年08月 針ノ木岳の朝
09年08月 針ノ木峠へ
09年08月 池木屋山
09年08月 堺の思いでⅤ街
09年08月 堺の思いでⅣ春
09年08月 堺の思いでⅢ冬
09年08月 堺の思いでⅡ秋
09年08月 堺の思いでⅠ夏
09年07月 尼崎レクカーニバル
09年07月 四万十川
09年07月 芦屋の海で
09年07月 公園の花
09年07月 蓮と自戒
09年07月 健ハイ中山
09年07月 蝶の温室
09年06月 宇治と納涼会
09年06月 三室戸寺
09年06月 六甲ヤマアジサイ
09年06月 赤いシチダンカ
09年06月 六甲水面の花
09年06月 布引の百選紀行
09年06月 白鷺公園花菖蒲
09年06月 賤ヶ岳ハイク
09年06月 ほたる川BBQ
09年06月 反省の孔雀岳
09年05月 阿蘇からの帰り
09年05月 荒涼たる山の彼方
09年05月 阿蘇のスケール
09年05月 由布岳の花園
09年05月 荒野の花園
09年05月 御在所岳の花
09年05月 高野山の彩り
09年05月 赤石山系
09年05月 天狗塚
09年04月 春の聖パートⅠ
09年05月 春の聖パートⅡ
09年04月 吉野の桜
09年04月 広田神社ツツジ
09年04月 北山貯水池花見
09年04月 大和路 宇陀
09年03月 栂池スキー
09年03月 霊仙山
09年03月 三峰・学能堂山
09年03月 薊岳・明神平
09年02月 府庁山
09年02月 妙高市民スキー
09年02月 ハチ・ハチ北スキー
09年01月 奥美濃スキー
09年01月 八犬伝の富山
08年11月 摩耶山の紅葉
08年11月 新雪の大普賢岳
08年11月大山・蒜山・吹屋Ⅰ
08年11月大山・蒜山・吹屋Ⅱ
08年11月大山・蒜山・吹屋Ⅲ
08年10月 本白根・横手
08年10月 仙人温泉へ Ⅰ
08年10月 仙人温泉へ Ⅱ
08年10月 仙人温泉へ Ⅲ
08年10月 仙人温泉へ Ⅳ
08年10月 八淵滝・武奈ヶ岳
08年9月 平城宮と奈良
08年9月 六甲ロックガーデン
08年8月 水晶への山旅Ⅰ
08年8月 水晶への山旅Ⅱ
08年8月 水晶への山旅Ⅲ
08年8月 水晶への山旅Ⅳ
08年8月 御嶽山
08年7月  釈迦ヶ岳
08年7月 堺~鶴見緑地
08年7月 雄岡山・雌岡山
08年6月 立山サマースキー
08年5月 岩湧山
08年4月 春の黒部五郎岳
08年4月 竜門山
08年4月 山上ヶ岳
08年3月 愛宕山(京都)
08年3月 野協春スキー
08年3月 志賀スキー
08年2月 ハクバスキー
08年01月 岩戸山・十国峠 
07年11月 牛滝山紅葉狩り 
07年 11月10日 剣山 
07年11月 大崩山 
07年10月 越百山・南駒ケ岳・空木岳 
07年9月 御手洗渓谷 
07年8月 五色ヶ原・薬師岳 
07年7月 札幌出張の余得 
07年5月 犬鳴山~和泉葛城
07年4月 弥山谷・八経ヶ岳 
07年4月 三嶺と屯鶴峯 
07年1月 曾爾高原 
06年12月 金勝アルプス 
06年11月 韓国・高千穂峰 
06年10月 祖母山 
06年8月 日本最低峰二峰
06年7月 焼岳 
06年5月 春の双六岳
06年4月 九重連山 
06年1月 ハチ北スキー 
05年10月 岩殿山送別山行 
05年9月 平標山 
05年7月 常念岳・燕岳 
05年7月 姫神岩手早池峰 
05年6月 巻機山 
05年6月 雷鳥沢スキー 
05年5月 三斗小屋温泉へ 
05年5月 日留賀岳 
05年4月 春の乗鞍岳 
05年4月 鹿岳・四ツ又山 
04年11月 養老渓谷
04年10月 高原山
04年9月 四阿山・根子岳
04年4月 春の燕~木無里 
04年3月 鳴虫山 
04年3月 丹沢なごり雪 
04年1月 黒斑山
03年12月 日向山
03年9月 蔵王・月山
03年9月 編笠山
03年8月 男体山
03年6月 上州武尊山
03年6月 那須茶臼・南月山
03年5月 両神山
03年5月 春の唐松・雨飾
03年1月 高峰高原
02年12月 本社ヶ丸
02年11月 初冬の栗沢山 
02年10月 那須大白森山
02年10月 鳥海山・月山 
02年7月 五色ヶ原
02年5月 金峰山・瑞牆山 
02年5月 春の蝶ヶ岳 
02年4月 春の鳳凰三山 
01年10月 木曽駒・雨飾山 
00年4月 越百山~南駒ケ岳
99年10月 妙高山 
99年4月 春の穂高岳 
98年4月 春の内蔵助平 
95年10月 八ヶ岳

FC2カウンター

since2008/5/16

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

山を歩けば
楽しいことが好きです。   「ワイワイ遊ぶこと」=「幸せ」が私の基本です。                  膝の手術をしてから山へ行くことが少なくなって・・・ でも名前は温存しています。             「習志野山歩会」「関東アウトドアクラブ」所属。興味ある方 左下のリンクからどうぞ。
春の穂高(1999年)
屏風の耳から涸沢カール

穂高山行録(1999年)
4月28~29日:21時50分。酒2合と一夜干しのスルメを持って[難波発上高地]行きのバスに乗り込む。
週間天気予報によると、長野県地方は29日が曇りのち晴れ、30日以降も高気圧の移動がゆっくりで、好天気が続くとのこと。期待を膨らませながらチビリチビリやる。
多賀SAで最初のトイレ休憩。その後、2回休憩を挟んで沢渡に着く。辺りは薄く雪化粧をしている。
釜トンネルの高さ制限のため、シャトルバスに乗り換える。車中で朝食。
みすぼらしくなった大正池の向こうに焼岳が白く輝いている。
 6時前 上高地到着。空は晴れている。一番に梓川に出てみる。穂高はガスに包まれていた。
梓川を上流に向かう。樹間に明神岳最南峰が朝日に映えている。
ジョギングシューズを持って来て良かった。去年の反省からプラブーツを奮発。先週五助山から六甲へ足慣らしに出かけ、プラブーツで硬い土道を歩くことのしんどかったこと。『穂高へ行くときはジョギングシューズを持って行こう。』そのとき思った。
プラブーツでドタドタ歩いている人達を尻目に、スタスタ歩く。
徳沢園には1時間半で着いた。
新村橋に着いてみると、前穂北尾根は雲のベールを取り始めているようだった。
橋のたもとの丸太に腰掛け、かりんとうをかじりながらコースを考える。
横尾谷経由で涸沢に行くか、パノラマコースで涸沢に行くか、思案に暮れる。天気予報は曇後晴。山の様子は2時間前より良く見える。
 『うまくいくと 屏風のコルに着く頃には晴れ渡っているかも知れん。』などと期待先行で考えてしまう。『よし!パノラマコースにしよう。』結局は気楽に決めてしまう。
 ジョギングシューズをプラブーツに履き替え、新村橋を渡る。
 奥又白谷に入るとジャリが雪に変わる。
 プラブーツで雪の上を歩くときがやってきた。弾む気持ちで足元を見る。先行する足跡がついている。
 三人連れだ。
足跡に先導されて奥又白出合に出た。視界が開ける。雪原の先に前穂北尾根の岩稜がたちはだかっている。
7新村橋より前穂北尾根

一服後、慶応尾根に向けて、奥又白谷を横切り枝沢に入る。ここから急坂になるのでアイゼンを着ける。
ひたすら登る。登るにしたがって坂はきつくなってくる。
うんざりした頃、慶応尾根に出た。屏風の頭が見えた。
屏風のコルに行くには慶応尾根の斜面を延々と斜め登行しなければならない。
先行の足跡も慶応尾根を直登している。『真似しょ。』地図をみると、標高差は500m残っている。『ガンバロー』
屏風の頭が同じ高さになってきたあたりで、出した足がズボッと沈む。足を抜こうとするとザックの重みで仰向けになり、急斜面で頭を下にぶら下がった格好になる。
必死の思いで起き上がる。雪の下に小さなクレバスが開いていた。
二度と仰向けになりたくない。慎重に足を運ぶ。
『もう登りはいらん。』疲れのピークと同時にピーク上に出た。
前穂を見上げるが、ガスに隠れている。あまり濃くないようで、いくつかのピークが霞んで見える。
前穂北尾根にて

北に眼をやると針ノ木が眼を引く。
北尾根より針ノ木
屏風の頭がかなり下に見えた。かぜに乗って人の話し声が聞こえた。先行の三人が近くにいるようだ。
座り込んでチョコパイを食う。一服やる。後は涸沢に下るだけ、のぼりはない。写真を撮って『さぁ下るか。』
『ゲー!』最初の一歩が出せない。『まるで垂直ではないか。』
始めは後ろ向きに降りる。日向と日陰では雪の硬さが違う。
やがて、坂は緩やかになり、ヒュッテに着いた。素泊まり5,500円。明日が平日なので空いている。
暗くなって外へ。寒い。前穂、奥穂、涸沢岳、北穂が暗天に食い込んでいる。
涸沢の夜

『晴れた。』満月のため天の川は見えない。
部屋に戻って、2万5千分の1地図とシルバーコンパスを取り出して、前穂北尾根からの下り確認する。1cm(250m)で等高線22本(220m)下っている。傾斜は45度もなかったわけだ。
ストーブから離れ、セーターを着込んでふとんに潜り込む。

4月30日:快晴
周りが騒々しくなってきて眼を覚ます。午前5時だ。窓から空を見上げる。紺碧の空が広がっている。『よし!』横を見ると、夕べ寝ていた二人のふとんがない。『やっぱりやったか。』しばらくすると、二人がふとんを抱えて戻ってきた。
「すみません。夕べはうるさかったですか。」
「そりゃー もー 凄かったですよ。」
口調にとげがある。『悩んだろうなぁ。しかし、俺も悩んでるんだ。』
昼食やおやつをサブザックに詰め込み、7時、奥穂目指して出発。
標高差880mの行程だ。
始めの内は雪が硬く、どこでもすき放題に歩けて気分が良い。
やがて、斜度がきつくなり、陽光を浴びて雪がザクザクしてくる。しかし、足跡はしっかりしているし、何と言っても荷物が軽い。今日は時間に余裕があるので、急がずゆったり登る。
雪を削り、ザックカバーを敷いて腰掛ける。どこでも格好の休憩場所になる。
前穂北尾根


豆粒のように見える色とりどりのテント。その上方に常念、大天井、青空の下に山並みがきれいだ。
涸沢から常念

白出のコルには10時前に着いた。穂高山荘の屋根と雪面が同じくらいだ。
東に真っ白の山々連なっている。『笠ヶ岳にしては遠い感じだし?』数歩進むと笠ヶ岳が現れた。『白山がこんな近くに見えるのか。』今迄の感じと違う気がする。(後日、写真を見ると、意外にも笠ヶ岳の遥か彼方に白山は横たわっていた。肉眼と写真の違いだ。)
笠と白山

奥穂の岩稜に取り付く。梯子、鎖を過ぎると雪の尾根道になる。
高度を上げるにしたがって展望が開けてくる。
岩角をまわるとジャンダルムがひょっこり姿を見せる。一登りで奥穂の頂上に着く。
紺碧の空、無風、光る雪・岩、重なり連なる北アルプスの山山山。
20万分の1地図を4枚貼り合せた大地図を拡げる。
真北に槍、左に立山、水晶、鷲羽、薬師、黒部五郎、笠、奥まって白山。右に白馬、五竜、鹿島槍、燕と大天井の間には妙高・火打が白く浮かんでいる。常念、蝶の彼方に浅間、八ヶ岳、南アルプスの大きな山塊、中央アルプス、眼前には前穂・明神が。眼を下に転ずれば、梓川の流れ、大正池の上に乗鞍・御嶽。焼岳、西穂、ジャンダルム、そして遥かな白山と一回りする。
槍とパノラマ 乗鞍と御嶽 ジャンダルムと白山

今、ここにいる幸いをかみしめる。
腹が減ってきた。
セーターと、さらにカッパを着込んで昼食。ビーフカレーに四川風味噌ラーメン。インスタントだがあまりの旨さに涙がでそう。仕上げに紅茶を入れつつ温度計を見る。マイナス1度。無風を天に感謝する。
写真も撮ったし、ゆったりした時間も楽しめた。
2時を回ったところで下山開始。
途中の斜面で前を行く5人連れがアンザイレンを始めた。『ちょっとじゃまですねぇ。』
白出のコル直前の梯子・鎖場は慎重に降りる。
涸沢直行は勿体無い。白出のコルで座り込み、テルモスに移しておいた紅茶を飲みながらビスコをかじる。
となりの人が「あのザイルを使っている人達、いつまでたってもあそこにいるねぇ。」と話かけてきた。見上げるともたもたしている。一人がピッケルを落とした。「初心者の訓練ですかねえ。もっと広い安全なところでやるべきですよ。」『確かに。』
五色の砂粒のように見えるテント目指してあずき沢を下る。
涸沢へ

ヒュッテ到着。テラスで生ビールを飲む『カーッ旨い!』一杯700円。泡の多さを気にしつつ一夜干スルメをかじる。
涸沢岳のすぐ上に一番星が輝きを増して来る。『あの大きさは金星かな?明日も快晴か?』

5月 1日:快晴
6時にヒュッテを出る。下山コースを離れ、高度を下げないよう、北尾根下部の斜面を水平に進む。
やがて、屏風のコルに向かう沢に着いた。昨日の足跡が二人分残っていた。
サブザックにカメラ・おやつ・紅茶を詰め込み、ザックは木に止めて、即行動。
予約したバスは上高地発13:00の新宿行き。集合時間は12:30だ。時間が少ないので急ぐ。急斜面だが、二人の足跡に助けられる。
沢の上部はあちこちクレバスが開いている。
コルに出ると視界が開ける。屏風の頭の手前、屏風の耳を目指す。
斜面は陽光で既にズクズク。二人の足跡も半分消えかかっている。
庭園風の賽の河原を過ぎ、屏風の耳に到着。
紺色のキャンパスにまたも360度の大パノラマ。東側は前穂・奥穂・北穂のおおきな雪と岩の壁が押し寄せてくるようだ。大キレットから南岳そして槍と圧倒的なスケールで広がる。
悠遠の時をもって氷河が造り上げた景観に浸る。。
屏風の耳から槍・穂

涸沢への下りは雪がしっかりしているのを利用して最短コースでどんどん下る。
アッという間にザックにたどり着く。
Sガレのあたりで後ろを振り返る。
雪と岳樺の斜面の向こうに前穂北尾根の岩稜。無限を思わせる深い青空。『涸沢バイバイ。』と写真を一枚。
涸沢を振返る

屏風岩を大きく回って横尾に到着。プラブーツをジョギングシューズに履き替え、横尾をでたのが10時15分。
右に梓川の清流と、刻々変わる 前穂と明神を横目に休まず歩く。
のんびり散策する観光客が増えてくる。
12時15分、河童橋に着いた『ああしんど!』
売店で稲荷寿司を買って昼食。
梓川沿いにゆっくり歩く。
バスターミナルへの曲がり角に来た。
曲がれば穂高は見えなくなる。
川を離れる前に振り返る。
清流の向こうに吊尾根が優雅にかかっていた。
たびたびは来られない春の穂高。恵まれた山行だった。

スポンサーサイト

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://sanpoya.blog27.fc2.com/tb.php/8-594d81ec
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)